[メイン] GM : OP『緊急依頼突如通達中』登場:GM
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
激しいノイズ音と共に
依頼の内容が、支部の者達に通達される
[メイン] GM : 『顔も出さずに悪いな、だが。今回はこっちも大忙し…勘弁してくれ』
[メイン] GM : 『偽装されていた、UGNの施設……その跡地のテーマパークで、異常な数値のレネゲイドが検出され……』
[メイン] GM : 『更に異常な事に、一切の痕跡を残さず消えた』
[メイン] GM : 『本来なら誤報で済ませる…が、その廃墟に問題があってな』
[メイン] GM : 『……実験施設だったらしいが、”時間“に纏わることを研究してやがったらしい』
[メイン] GM : 『施設が稼働してるなら兎も角、完成した挙句運用されてるとすりゃあ……ああ』
[メイン] GM : 『緊急事態、だろ?』
[メイン] GM : ブツリ、と無線が切れ
[メイン]
GM :
依頼を受けることを決断したイリーガル
ひいては、”義務のある“エージェントの元にUGNから車両が向かわせられる
[メイン]
GM :
もしも、危険だと思い
日常を惜しむなら、それに乗らぬのも君の自由だろう。
[メイン] GM : 今を守る権利は、誰にでもあるのだから
[メイン] GM :
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン] うずまき ナルト : middle『"日常"を守るということ』 登場:任意
[メイン] うずまき ナルト : 35+1d10 登場/リザレクト (35+1D10) > 35+1[1] > 36
[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 35 → 36
[メイン] ブレイズ : 34+1d10 登場/リザレクト (34+1D10) > 34+3[3] > 37
[メイン] 北上 : 30+1d10 登場/リザレクト (30+1D10) > 30+2[2] > 32
[メイン] system : [ ブレイズ ] 侵蝕率 : 34 → 37
[メイン] system : [ 北上 ] 侵蝕率 : 30 → 32
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン]
うずまき ナルト :
─────ブロロロロ。とエンジン音が立て籠る、狭い中。
金髪の少年は、車両の中、緊張感を顔に浮かばせながら
ピン!と背筋を伸ばし、窓の外を見て、なんとか気持ちを落ち着かせていた。
[メイン]
うずまき ナルト :
ナルトは、北上MB支部に配属されたイリーガルであり
まだ新人も新人、これがナルトにとっての初の任務であり。
[メイン]
うずまき ナルト :
窓は秘匿性のために、外から内側が覗き込まれないように
特殊な視覚遮断加工がされており、全体的に黒く
そのためか、車内から見える外の景色も、薄暗く感じられた。
[メイン]
うずまき ナルト :
「………な、なぁ!炎の姉ちゃん!戦艦の姉ちゃん!
一つ……聞きてェことがあるんだけどよ……いいか?」
[メイン]
うずまき ナルト :
ちらりと、同席する二人の女性へと、碧眼を向ける。
[メイン]
ブレイズ :
「はいはい! どうしたの、ナルト?
……よっと!」
[メイン] ブレイズ : 車両のハンドルを握るブレイズはバックミラー越しにナルトへと目をやる。
[メイン] 北上 : 「ん~~? 何かな?」
[メイン]
ブレイズ :
ブレイズのおおざっぱな性格と同じく、運転の技量も荒い。
掛け声とともに、かなり急なカーブをギリギリで回っており。
[メイン]
うずまき ナルト :
二人の慣れた返答に、ナルトの心にあった緊張感が解れた
というのも、二人の返事は、この前開いた時の歓迎会の声調と同じで
頼もしさを、言葉にせずとも感じられ。
[メイン] 北上 : ナルトの横に座る北上は、そんな運転に慣れたようにいつもの調子で聞き返す
[メイン]
うずまき ナルト :
「おわっとっとっと!?」
バランスを崩しそうになる。
[メイン] ブレイズ : ぐわんと車両全体が揺れながら。
[メイン] 北上 : 「ほれほれ、ちゃんと掴まっときな~」
[メイン]
うずまき ナルト :
「うわっ……!あ、あっぶねぇってばよ……!!
あ、ありがとうよ!戦艦の姉ちゃん!」
ニッ!と笑う。なんとかいつもの調子のナルトに戻りつつ。
[メイン] うずまき ナルト : 「やいやい!炎の姉ちゃん!運転が荒いってばよ!!」
[メイン] うずまき ナルト : ぶーぶー!と頬を丸くしながら。
[メイン]
北上 :
「ブレイズの名物みたいなものだからさぁ
慣れだよ慣れ~」
[メイン]
ブレイズ :
「あらら、ごめんごめん!
事が事だから、急ぐ気持ちがちょっぴりあってね!」
[メイン]
うずまき ナルト :
「そ、そういうもんなのか……!?……支部長がそう言うってんなら
オレも……修行の一環として、耐えてやるってばよ!」
腕を組み、ズン!と席に深く座り。
[メイン] ブレイズ : お、北上わかってる~!と、軽く口笛を拭きながら。
[メイン]
うずまき ナルト :
「………ああ、やっぱ、そうだよな……?」
ブレイズの言葉に反応し、バックミラーの方へ視線を
そして、ブレイズと目を合わせ。
[メイン]
ブレイズ :
ブレイズの運転は北上に揶揄されるほど荒っぽくまあ下手なものではあるのだが。
それでも、今回ははやる気持ちを抑えていないのか、早い。
[メイン]
うずまき ナルト :
「……今回向かうのって、UGNの施設、いや、元施設、なのか……?
オレ、まだ全然わかんねぇけど……研究ってことは
………Rラボ関係、なのか……?」
[メイン] うずまき ナルト : 少し眉を顰めながら、そう問う。
[メイン]
うずまき ナルト :
緊張感の籠った言葉の裏には─────黒木舞の姿があった。
友達を送り出した先、そこはまさしく……Rラボであり。
今回引き受けた任務に関しては、とても他人事とは思えず。
[メイン]
北上 :
「そうだね。Rラボ関連
あそこは色々な…それこそ時には危ない実験もしてるとこだからね~」
[メイン]
うずまき ナルト :
「………え゛っ!?あ、危ない!?
そ、それって、どういうことだってばよ!?」
食ってかかるように、北上の方を向いて。
[メイン]
北上 :
「実験優先で倫理観を捨ててる時があるんだよねぇ
あ、もちろん舞ちゃんの安全は確保してるよ」
[メイン] 北上 : 心配性さんめ~、と脇腹を突きつつ
[メイン]
うずまき ナルト :
「…………!!」
北上の言葉に驚愕し、目を大きく見開き、冷や汗を一つ垂らしつつ。
[メイン]
うずまき ナルト :
「うわっ!?う、うひゃひゃ!?く、くすぐったいってばよ!
くぉんのぉ~!やったなぁ!?」
お返しをするように、北上の脇腹を突っつき。
[メイン]
うずまき ナルト :
ヤンチャな少年のような態度ながらも、支部長の言葉によって
大なり小なり安心したナルトであった。
そして、それはそれとして……。
[メイン] ブレイズ : 二人のやりとりに、あははは!と笑い声を浮かべながらも。
[メイン] 北上 : 「んふっ!? この~!」
[メイン]
うずまき ナルト :
─────自分が所属する組織の、裏の顔。
それに対し、何も思うことがないナルトでは、なかった。
[メイン] 北上 : 再び突き返そうとして、揺れる車内に慌てて体勢を整える
[メイン]
うずまき ナルト :
「へへへっ!でもサンキューな!戦艦の姉ちゃん!
……ちょっとオレ、ぶっちゃけ……不安だったから
二人の変わんねぇ態度見て、少し落ち着けたってばよ」
[メイン]
うずまき ナルト :
「…………なぁ、戦艦の姉ちゃん、炎の姉ちゃん
……今回向かう先のテーマパークでは一体……」
[メイン]
ブレイズ :
とはいえ、内容としては北上に頷きつつ。
レネゲイドと人が密接に関わっているとはいえ、やっていることは人体実験と同じだ。となれば、それに疑問を持つのは自然なことだろう。
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン]
うずまき ナルト :
・本任務で向かう先のテーマパークで行われていた研究について
<交渉>判定
[メイン] GM : 難易度は7
[メイン] うずまき ナルト : (2+0)dx>=7 〈交渉〉 (2DX10>=7) > 5[1,5] > 5 > 失敗
[メイン] うずまき ナルト : 財産P2を使うってばよ!
[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 財産P : 0 → -2
[メイン] GM : !
[メイン] うずまき ナルト : …!?
[メイン] GM : !?
[メイン] うずまき ナルト : オレ、財産がねぇ!?
[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 財産P : -2 → 0
[メイン] うずまき ナルト : ……再登場!!!
[メイン] うずまき ナルト : 36+1d10 登場/リザレクト (36+1D10) > 36+9[9] > 45
[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 36 → 45
[メイン] うずまき ナルト : (2+0)dx>=7 〈交渉〉 (2DX10>=7) > 9[8,9] > 9 > 成功
[メイン] GM : 調達の技能値をもっても良いんだぞなるとぉ…
[メイン] GM : それはともかく成功
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
『廃墟施設について』
MB発見以前のUGNが防疫に関する研究の為に建造した施設であり、今回の事件に至るまで徹底的に秘匿されていた。
病への最善の対策とは、治療。ではなくて防疫、そもそも罹らない事
では、事後対応が基本のUGNが、その防疫を完全とするならば。ちゃぶ台返し、時間の逆転も、有効なアプローチの一つだ
少なくとも、Rラボの職員達の一部はそう考えた
そういった経緯で開発され…技術的な問題で頓挫し、破棄された
[メイン] 北上 :
[メイン]
北上 :
「そだねぇ…今回向かう先の研究所では……ズバリ」
人差し指を立て
[メイン]
うずまき ナルト :
「……!!」
目を見開いて、その人差し指を見る。
[メイン] 北上 : 「時間の逆転、が研究内容だね」
[メイン]
うずまき ナルト :
「………え?……時間の、逆転……!?」
たらりと、冷や汗を垂らしながら。
[メイン] うずまき ナルト : 「んなの、できるのか!?」
[メイン] うずまき ナルト : 身を乗り出すようにして、驚く。
[メイン]
ブレイズ :
「……時間の逆転? バロールでも出来そうにないこと、だね」
バロールシンドロームは時を操る能力と嘯かれている。
しかしそれは、重力を使い時間停止に見せかけているだけ。
流れゆく時間を流しても、巻き戻すことは出来ないのだ。
[メイン] ブレイズ : 眉をひそめながらも、しっかりと前は見据えてハンドルを握りつつ。
[メイン]
北上 :
「その通り、バロールでも無理無理
てなわけで、まあ何で破棄されてたのかってゆーと…無理だったから、だね」
[メイン]
うずまき ナルト :
「………」
ごくりっ、と唾を飲み込みながら。
[メイン] うずまき ナルト : 「……でも、それがもしもできたら……すげぇことだな」
[メイン]
うずまき ナルト :
前まで一般人であったナルトにとっては、不可能に決まっていると
思い込んでいた。しかし、UGNという国家組織は、こうして実際に
企画を組み、大きなプロジェクトとして、時間逆行に挑んでいたのだ。
[メイン]
うずまき ナルト :
その組織力の高さにナルトは、自分が今所属するUGNという組織の
大きさに、改めて感服と、そして畏怖の念を抱いたのであった。
[メイン]
うずまき ナルト :
「……今回その実験施設で、"異常"な量のレネゲイド反応が出て
そして、消えたってことは……
……な、なぁ、なんかオレ………いや、憶測になっちまうのかな……」
[メイン] うずまき ナルト : ぽりぽりと、頬を掻きながら。
[メイン]
ブレイズ :
「きっと私たちが想像できない位には、革命が起きちゃいそうだねえ
それこそ、今はいない人に出会ったりとか……ん」
[メイン] うずまき ナルト : ブレイズの言葉に、無言のまま、こくりと頷く。
[メイン] ブレイズ : 「憶測……ナルト、何か思い当たる事でもあった?」
[メイン]
うずまき ナルト :
「……会いてェ人に、会いてェって思うのは……当然のことだってばよ
……あ、も、もちろん!今回のは、UGNからしたらご法度もご法度かも
しれねェけどさ!……いや、もしかしたら……」
[メイン]
うずまき ナルト :
「無理だと分かってても、研究続けてる人が
今も頑張ってんのかなって……」
[メイン]
うずまき ナルト :
少し、自分の言葉に自信が持てず。
されど、自分が思ったことを口にしないでいるのも、気持ち悪く。
[メイン]
北上 :
「時間逆行の研究を続けて…何か起きたのかもって?
……ん~、どうだろうねぇ」
[メイン] うずまき ナルト : こくりと、北上に頷く。
[メイン]
ブレイズ :
「……なるほどね」
きゅっとハンドルを返しつつ。
[メイン]
北上 :
時間の逆行、それは死者の蘇生と共にオーヴァードでも不可能なことの一つ
無論、マイクロビキニの力を使ってもその話は聞いたことはない
ない、が……マイクロビキニの可能性を追い求める人は実際にいて、それが不可能だとは簡単には決めつけられない
[メイン]
ブレイズ :
「まあ、いるとも言えないけど……そう言う人がいないとは限らないね
現に”ブルーフレイム”がある意味”巻き戻す”ようなことをしてたわけだから」
最近も最近の事件、とあるFHが考えている人の命を取り戻すことをしており。
[メイン] ブレイズ : と、ナルトに目を向けつつも。
[メイン]
うずまき ナルト :
「………!!……ああ……!!」
そう、不可能を可能にしようとする者は、この世界にはいる。
[メイン]
ブレイズ :
「とはいえ、その人が一体誰なのかはわからないわけ
じゃ、調べた方が早いよね!」
[メイン] ブレイズ : そして、北上とナルト、それぞれにニッと笑いかけてから。
[メイン] ブレイズ :
[メイン]
ブレイズ :
・”異常”なレネゲイド反応について
情報:UGN
[メイン] GM : 情報6
[メイン] ブレイズ : (10+0)dx+1=>6 (10DX10+1>=6) > 10[1,1,2,2,5,6,6,9,10,10]+6[1,6]+1 > 17 > 成功
[メイン] GM : !
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
“異常”について
数値としても、唐突に出現したとは思えない程の濃度だった事は間違いない。
しかし、一番の問題は。”シンドローム“の特定が不可能であった事
ウロボロス、オルクス。曖昧な括りのシンドロームは多く存在するが、そのどれにも当てはまらなかった。
技術者の推論には、“調査対象が多すぎる“という物も出ている
そして、それを一瞬で消し去った“何か”
それがUGNの手を離れ、暴走状態にあるとすれば……
[メイン] GM :
[メイン] ブレイズ : 「いやあ、曖昧ってのはいいことじゃないねえ」
[メイン] ブレイズ : 「なにせそれの正体も掴めないくらい、何も出来なかったってことなんだから」
[メイン] うずまき ナルト : 「………!?」
[メイン] ブレイズ : ハンドルを握る手が、汗でじっとりと濡れるのを感じながら。
[メイン] うずまき ナルト : ブレイズの口から語られる、"未知"の恐怖。
[メイン] 北上 : 「何もできないほど、かぁ…」
[メイン]
ブレイズ :
ブレイズは、先ほど仕入れていた情報を口にしていく。
口に出せば出すほど、秘密に包まれた”異常”がさらに隠されたように感じる。
[メイン]
うずまき ナルト :
「ど、どういうことだってばよ……!?
それだと、大人数のレネゲイドが出たと思ったら
一瞬でそれらを消して……わ、訳が分からねェってばよ!!」
[メイン] うずまき ナルト : 頭を抱えながら。
[メイン] 北上 : 冷や汗を1つ2つと垂らしながら
[メイン] 北上 : 「何らかの原因で大量のレネゲイドが現れた。これだけでも大変なことなのになぁ…」
[メイン] 北上 : 困った困った、と呟きながら暗い窓の外を見る
[メイン]
うずまき ナルト :
「あ、ああ……!!もう、感染拡大がやべぇっていう騒ぎどころか……!
もう、やべぇって言葉じゃ表せねェくらいやべぇってばよ……!!」
[メイン]
ブレイズ :
UGNは大規模な組織だ。ましてやレネゲイドに関しては研究者の存在もあり、先鋭的なFHに軽く劣る程度で、レネゲイドの調査技術は長けている。
そんなUGNですら間に合わない程の大量のエフェクト反応。
[メイン] うずまき ナルト : 手に汗を握り、姿勢を正す。
[メイン] 北上 : 「……そう。でも、それらが一瞬で消し去られた。何かによって…」
[メイン] うずまき ナルト : 「……"何か"……」
[メイン] うずまき ナルト : 「……な、なぁ、戦艦の姉ちゃん……それって……何者、なんだってばよ……!?」
[メイン] うずまき ナルト : 冷や汗を垂らしながら、北上の方を向き。
[メイン]
北上 :
「そうだね。考えて、調べてみよう。
……まず考えられるものは、別の組織の手によるもの」
指を1本立てて
[メイン] 北上 : 「じゃあ、他の組織は何をしているのかな?」
[メイン] 北上 :
[メイン]
北上 :
・他組織の動きについて
情報:UGN
[メイン] GM : 難易度7
[メイン] 北上 : (4+0)dx+1>=7 〈情報:UGN〉 (4DX10+1>=7) > 6[2,2,5,6]+1 > 7 > 成功
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
FH、神威…その他、有力な組織にさえ混乱が走っている事から。少なくとも組織だった作戦ではないだろう。
しかし、状況を整理した場合。
有力な容疑者が二名浮かび上がった
一人は、どの組織から身依頼を受けている傭兵集団の首魁。
もう一人は、突如として現れたMB適合者の異形の童女。
前者の詳細は不明だが、後者はスカウトに出向いたエージェントが姿と名称を記録している。
[メイン]
茨木童子 :
名は、茨木童子。MBを纏った結果失われた衣服を除いた装飾品から、年代も一致している為
伝承の鬼、その物であると思われる
[メイン]
GM :
この際、茨木童子は心身衰弱状態にあり逃走の危険性はないと判断されていたが
保護を申し出た途端、姿を消してしまった
[メイン] GM :
[メイン]
北上 :
「他組織も、あたしたちと一緒で混乱してるみたいだねぇ
てなわけで、組織立った作戦という線はナシ」
[メイン]
北上 :
「んで2つ目の可能性。強力な力を持った”個人”でやった可能性だけど~」
2本目の指を立て
[メイン] うずまき ナルト : 「…………!!」
[メイン] うずまき ナルト : 二本目の指を見ながら。
[メイン]
北上 :
「これは何人かヒットしたみたい」
と2人の可能性について話す
[メイン]
ブレイズ :
「……へえ」
目を上げて北上へと視線を送りながら。
[メイン] うずまき ナルト : そして、北上の口から語られる、二人の情報を聞き。
[メイン]
うずまき ナルト :
「………"鬼"……」
自身の胸に当たりに、拳をキュッ、と固く握り締めながら。
[メイン] うずまき ナルト : 「……!……心身衰弱状態……!?」
[メイン] うずまき ナルト : 「そ、そんなの、放っておけるわけねぇってばよ!?」
[メイン]
うずまき ナルト :
事情は全くもって分からなかった。
もしかしたら、この両名共に、UGNにとって敵となるかも
分からない存在である可能性も、捨てきれない。
しかし、そんなことは関係が無かった。
[メイン]
ブレイズ :
「ふふっ、まだ会ってない人にそんな事が言えるんだね
変わらずいい子だね~、ナルトってば」
[メイン] ブレイズ : 少し冗談めかすように言いつつも。
[メイン]
うずまき ナルト :
弱っている人間がいるなら、なんとかしてやりたい。
……じゃなきゃ、気が収まらない。
そんな、単細胞な思考であった。
[メイン]
うずまき ナルト :
「う……オ、オレは別に、いい子じゃねェってばよ!!」
少し頬を朱に染めながら、腕を組み、ぷいっ!と顔を背けながら。
[メイン]
北上 :
「ほんとほんと。その心意気は大事にしてほしいねぇ
それにしても…伝承に残る鬼が、現代に現れた…これまた、”異常”だね~」
[メイン]
うずまき ナルト :
「………で、でもよ!………あ、ああ!
兎にも角にも!テーマパークに行かねェ理由なんてもう!
現時点で、そっちを見つける方が大変だってばよ!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
ガッツを見せるように、ブレイズと北上に
自分の握り締めた拳を見せ。
[メイン] うずまき ナルト : 「炎の姉ちゃん!!……飛ばしてくれってばよ!!」
[メイン] ブレイズ : 「ま、とはいえ……保護を申し立てても逃げたところから、何するかわからないってのはあるね。色んな意味で心配かな」
[メイン]
ブレイズ :
RBは人の価値観とは違う。ましてや、”鬼”の伝承から形を取ったRBなのだ。
茨木童子────平安の都、京都を荒らしまわった大存在。
かの頼光の手からも逃げ出すことのできた怪物。捕まえるのにも、相手どるにも、一筋縄ではいかない相手なのは確かだろう。
[メイン]
ブレイズ :
「……!お、言ったね?
そいじゃ北上、ナルトを怪我させないようにさせといて!」
[メイン] ブレイズ : ひゅぅ、と口笛を吹いた途端。
[メイン]
うずまき ナルト :
「……え?」
きょとん、とした顔。
[メイン] 北上 : 「了解了解~」
[メイン]
ブレイズ :
グン、グゥウウウン!
二人に圧倒的なGが掛かりながらドリブルをするものだから。
[メイン] うずまき ナルト : 「!?!?!?!?!?!?!?!?」
[メイン] うずまき ナルト : な、なんだ、これ!!??!お、押し、潰されッッ……!?!?
[メイン]
ブレイズ :
乱暴な運転は、正常な頭を狂わせる。
視線も整わず、ぐわんぐわんと頭を回すような乱暴な運転は。
[メイン] ブレイズ : 二人の三半規管を揺らしながら、目的地へと運んでいくのだった。
[メイン] うずまき ナルト : 「うあああああああああああああああ~~~~~~~~──────────………」
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン] GM : trigger『ladies &gentleman。再開場のお時間です』登場:自由
[メイン] うずまき ナルト : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+1[1] > 46
[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 45 → 46
[メイン] 北上 : 32+1d10 登場/リザレクト (32+1D10) > 32+7[7] > 39
[メイン] system : [ 北上 ] 侵蝕率 : 32 → 39
[メイン] ブレイズ : 37+1d10 登場/リザレクト (37+1D10) > 37+2[2] > 39
[メイン] system : [ ブレイズ ] 侵蝕率 : 37 → 39
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
ゲートまで辿り着くと、突如として
スピーカーから掠れた音が、響いた後…
[メイン] GM : 少し置いて、澱みなく喋る女性の声が響いて来る
[メイン] GM : 『大変長らくお待たせ致しました! ××ランド!開園のお時間です!』
[メイン] GM : 『順序を守り、お入りください!』
[メイン]
うずまき ナルト :
「…………!?」
ブレイズの粗運転にグロッキーになりつつも
なんとか踏み込んだ、廃遊園地。その中で……耳に届く、謎の声に
金髪の少年は、顔を上げる。
[メイン]
うずまき ナルト :
「……な、なぁ!炎の姉ちゃん!戦艦の姉ちゃん!!
ここって……もう、やってないんだった、よな……!?」
[メイン] うずまき ナルト : 冷や汗を浮かばせながら、辺りを警戒するように見渡す。
[メイン] 北上 : 「……そのはず、なんだけどねぇ」
[メイン] 北上 : 冷や汗を滲ませながら、スピーカーを睨みつけるように見て
[メイン]
北上 :
「誰かが操作しているのかな……それとも…」
と呟く
[メイン]
ブレイズ :
「それにまぁ、こんなおあつらえ向きに私たちにアナウンスしてくれるってことは……
……誰かいる、ってことなんだろうね」
[メイン]
うずまき ナルト :
「……っ」
ごくりと、唾を飲み込みながら。
[メイン]
うずまき ナルト :
「……傭兵集団の、首魁……」
小さく、そう呟き。
[メイン]
ブレイズ :
ひゅうと吹く風が、この異常な現象に対する冷や汗を乾かしていく。
[メイン]
うずまき ナルト :
「………オレには、炎の姉ちゃんに、戦艦の姉ちゃんっつー
頼れる家族がいんだ……こ、こんなことで、怖気づくオレなんかじゃ
ねぇってばよ……!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
キッ!と眉に力を込め、そして─────大きく前進。
足を一歩ずつ前へ、前へと進める。
[メイン]
北上 :
「嬉しいこと言ってくれるじゃ~~ん」
軽口を叩くも、普段のように突いたりするような余裕はなく
[メイン]
ブレイズ :
「……! ふふふ、こりゃぁー、お姉さん達として頑張らないとね、北上」
[メイン]
ブレイズ :
ナルトの進みの後ろから、当たりを警戒するように。
いつでも戦闘へと入れるように、ケースに手を触れつつも。
[メイン] 北上 : 「そうだねぇ…あたしたちも怖気づいてはいられないね」
[メイン]
北上 :
同じように、武器を収納しているケースを担ぎ
2人の後ろへとついて行く
[メイン] 北上 : 「それじゃ、お言葉に甘えて…おじゃましまーす」
[メイン] GM : 内部に入ると、そこはやはり廃墟らしく埃を被り、ヒビ割れたエントランスが映る…が
[メイン]
GM :
奇妙な事に、遠目に見る限り
施設が稼働を開始している、商品が取り替えられ。店がどんどんと開いていく
[メイン] GM : そして、正面からは。出迎える様な拍手と共に。不遜な足音が響いてくる
[メイン]
うずまき ナルト :
な、なんだ、これ……!?一体、どうなってんだってばよ……!?
ボロボロな遊園地だったってのに……これじゃあ、まるで……!
[メイン] うずまき ナルト : 時が……戻って─────。
[メイン] うずまき ナルト : そう思考するナルトの耳に届く、拍手音と足音に。
[メイン]
うずまき ナルト :
「……!?」
身構えながら、そちらの方を見て。
[メイン] ??? : 「いやはや! 一番槍とは御苦労だな、しかもそんな格好でよォ!」
[メイン] ??? : 頬が裂ける程の笑みを浮かべながら、男は無造作に距離を詰めてくる
[メイン]
うずまき ナルト :
─────そこから現れた男の、おどろおどろしい雰囲気に
そして……気さくな態度ながらも……どこにも感じさせることのない。
[メイン]
うずまき ナルト :
─────"隙"。
それがまるで、どこにも見当たらなかった……。
[メイン]
うずまき ナルト :
「ッ……!?お、お前は……!?て、てか!この格好は!
今はカンケーねぇってばよ!!」
[メイン] 北上 : 「これはご丁寧にどうも。格好については事情があるから目を瞑ってくださいな」
[メイン] うずまき ナルト : 若干頬を染めながらも、前方に位置する男の威圧に吞まれそうになり。
[メイン] ??? : 「ハッハッハ!ま、格好のことなんざ良いんだ! お前達の本気の証ってわけだろうしなァ!」
[メイン] 北上 : 無造作に近づいてくる男に、冷や汗は量を増し
[メイン] うずまき ナルト : ぐっ……!?た、立つこともままならねぇのかよ……!?
[メイン] うずまき ナルト : 「………本気……?」
[メイン] うずまき ナルト : 眉に大きく力を込めながら、オウム返しするように。
[メイン] ??? : 「おう! 日常生活を投げ捨ててでも。無限の力に用があったんだろ? そこまでして、守りたい何かがあり、行動した!」
[メイン] うずまき ナルト : 「………………………」
[メイン] ??? : 「良くやるじゃねえか!若いのになぁ! ハッハッハそう来なくっちゃ!!」
[メイン] うずまき ナルト : その言葉に、ナルトは……紆余曲折あれど。
[メイン] うずまき ナルト : 「………ああ」
[メイン] うずまき ナルト : 「オレには……守りてェもんが……ある!」
[メイン]
ブレイズ :
ビリビリと来る圧に、たらりと冷や汗が流れる。
マイクロビキニを着ていなくても、この余裕。
となれば、それ相応の技量と力があるが故だろう。
[メイン] うずまき ナルト : グッ!と、男に力拳を見せるようにし。
[メイン] ブレイズ : 「それで、あなた……その言葉が聞きたいがために、わざわざここに来てくれたってわけじゃないよね?」
[メイン]
??? :
男は、戦意を固める者の瞳を見るや
一層目を輝かせ…
[メイン] 北上 : 「マイクロビキニのことをわかってて、真正面から来るってことは…一先ずは友好的な接触ってことでいいのかな?」
[メイン]
北上 :
マイクロビキニ装着者が、3人。
その力を理解している口ぶりの、正装の男。
傍から見れば異常だが、戦力的な偏りはこちらが有利なはずである
[メイン] ??? : 「まあな、侵入者の排除……ってのも、生半可が相手ならやって良いんだが」
[メイン] 北上 : はずであるのだが…男はどうもそうは感じさせないオーラを持っていた
[メイン] ??? : 「…お前達なら話は別だ、下手に施設を壊せば、何が起こるかわからねえしな」
[メイン] ブレイズ : やれやれ……無限の力、ね。MBの力をわかってても話す余裕があるなんてね。よっぽどの輩か、あるいは……。
[メイン] ??? : 「”お嬢“の我儘もある、奴さんに近い奴は。ある程度は歩き回って良いぜ」
[メイン] うずまき ナルト : 「………!!"お嬢"、それって……もしかして……!?」
[メイン] うずまき ナルト : 目を見開き、男を見て。
[メイン] ??? : 「そうそう、耳が早ぇじゃねえか」
[メイン] うずまき ナルト : 「!!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
─────そうなれば、単細胞なナルトであれど、荒事に手を伸ばす手段は
現時点では、一気に消えた。深い思慮などではなく、本能的に。
……鬼の少女─────茨木童子の安否を心配するナルトにとって
ここで暴れ回り、彼女の身に、さらなる危険が伴うのは、本意でない。
[メイン]
うずまき ナルト :
「な、なぁ!じゃあ……茨木童子は今、どこにいるんだってばよ!?
……それに……我儘って、どういうことだってばよ……?
て、ていうか!そもそも!なんでここに……
だーーー!訳がわかんねぇことだらけだってばよ!」
[メイン] うずまき ナルト : 頭を乱暴にガシガシ!と掻きむしりながら。
[メイン] ??? : 「ま、お嬢の気が向けば会えるさ。やっこさんは仲間が恋しいみたいでな」
[メイン]
??? :
化け物なら、尚更会いやすい
格好まで同じと来れば、もっとだな
[メイン]
うずまき ナルト :
「!! そ、そうなのか……!?」
─────仲間が、恋しい。
その言葉は、ナルトの心を深く動かした。
[メイン] ??? : 最後の一つには、若干シケた顔を浮かべつつ
[メイン] ??? : 「ま、答えてやっても良いんだが…正直面白くもねえから、お嬢から聞けや」
[メイン]
うずまき ナルト :
こうして"家族"と出会うまでは、ずっと"独り"だったのだから。
……繋がりを欲する、孤独な心は、ナルトにとって決して、他人事ではなく。
[メイン]
うずまき ナルト :
「………おう!わかったってばよ!
……兄ちゃん、なんかこえー雰囲気あるし、ていうか今も
すげー怖いけど……でも、いいヤツだな!」
[メイン]
うずまき ナルト :
ニッ!と、ナルトは、少年のような笑みを浮かばせる。
─────敵であるかもしれないというのに。
[メイン] ??? : 「さーて、どうかな……聞きたいことがないってんなら、自己紹介でもして、俺は一旦失せるぜ」
[メイン] 北上 : 「……そうだね、”お嬢”の方は置いとくとして…あなたが一体何者なのか、は気になるね」
[メイン]
ブレイズ :
いい奴、ね。得体の知れない奴とは感じるけど……
ナルト、どんな人でも真っすぐとぶつかっちゃうのがあの子のいいとこでもあり、悪いとこでもあるね。
[メイン] 北上 : 「何者で、何のためにここにいて、何故”お嬢”…茨木童子の元にいるのか…」
[メイン] 北上 : 「全てを教えてくれとまではいかなくてもさ、仲良くするならいろいろと聞きたいじゃん?」
[メイン] 北上 : そう話しながら、未だ警戒を解くことはない
[メイン]
ブレイズ :
北上に頷きつつ。
事前情報通りであれば、組織からも依頼を受けているともいう傭兵集団────とは。
[メイン]
うずまき ナルト :
あ……!確かに!と、北上の言葉に賛同するように、こくこく!と頷き。
男の方を、じっと見る。
[メイン] 北上 : ナルトは直感的に”いい奴”だと思ったみたいだけど…せめてあたしは警戒しておかないとね
[メイン] ??? : 「さて、それじゃあ名前からだ」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「俺は、ファヴニル・ダインスレイフ、察しの通り。この件は俺とお嬢が原因だ」
[メイン]
ファヴニル・ダインスレイフ :
平然と、何が起こるかもわからない事件を引き起こして置いて
男は話しを続ける
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ま、俺の方の目的は単純でな。過去にある物をこっちに引き寄せる事だ」
[メイン]
うずまき ナルト :
「過去にある物……?」
眉を少し顰めながら。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「おう、こっから先は後の楽しみだが…まあ」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「きっと、面白い事になるさ」
[メイン]
うずまき ナルト :
「………????」
頭の上にハテナマークを作りながら、腕を組み、首を傾げる。
[メイン]
北上 :
「ふむ……」
人差し指を鼻の下に当てて考え込む
……過去の物を引き寄せる、禄でもないことになりそうな響きだが
[メイン]
ブレイズ :
UGN
「そう?それってあなた達には面白くて、私たちには面白くもないものなんじゃないの?」
……過去にあるもの、ね。いいものとは言えないようには聞こえるけど。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ヒハハハハハッ! ま、そうかも知れねえがな!」
[メイン]
北上 :
時間の逆行、伝承の鬼、過去にある物
どうにも繋がりがありそうなものばかりで
[メイン]
うずまき ナルト :
「!? そ、そうなのかよ!?じゃあやっぱ訂正だー!
お前、いい奴じゃなく悪い奴かもだってばよ!」
[メイン] 北上 : 「そうだとしたら、色々と困るなぁ…」
[メイン]
うずまき ナルト :
「……それと、ファヴニル!よく聞けってばよ!
─────オレの名前は、うずまきナルト!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
本名を名乗っちゃう金髪の少年。
UGNで一体何のためにコードネームが使われているのか?
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「おうおう、雄々しいじゃねえか!」
[メイン]
うずまき ナルト :
それは、こうして命を懸けた戦いを仕事としており。
敵対勢力が、あらゆる手段を講じれるため、せめてもの匿名性を作るために
構成員はそれぞれ、コードネームで呼び合うのだが。
[メイン]
うずまき ナルト :
そんなことは知ったこっちゃないナルトなのであった。
多分。バカ。
[メイン] うずまき ナルト : 「よろしくぅ!!」
[メイン] うずまき ナルト : グッジョブサインを、ファヴニルに見せる。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ハッハッハ!! いいじゃねえか!よろしくなァァ!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : グッドサインを送り返し、笑っていると
[メイン] 茨木童子 : 「……オイ、何を遊んでいるのだ、汝は…」
[メイン]
うずまき ナルト :
「………!!!」
現れた、マイクロビキニ姿の少女に目を開く。
それは、情報に載っていた通りの見た目であり。
[メイン]
茨木童子 :
呆れの視線を向けながら、建物の屋根に
日本の角を生やした金髪の童子が現れる
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「おー、来たかい、アンタに似てる連中だから、合わせてやろうと思ってな」
[メイン] 茨木童子 : 「…余計な世話だ、獣が。それより、さっきの実証は……」
[メイン]
うずまき ナルト :
「お前が……茨木童子!!」
心身衰弱状態と聞き、心配していたが
二本足で立てている状態の少女を見て、一先ずホッとしたナルト。
表情も少し、綻ばせながら。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ああ、はいはい、大成功だよ。お嬢、お陰で俺達のどっちも得ができるってわけだが……」
[メイン]
ブレイズ :
「……!!」
あれが茨城童子……!……子どもに見えても、あれは立派なRB。
何よりもまず、マイクロビキニを着てるってことは……敵対すれば、相応のリスクがあるわけで。
[メイン] 北上 : 「……君が茨木童子だね~」
[メイン] 北上 : 報告通りの姿にさっと確認を取り
[メイン]
ブレイズ :
「……はじめまして、茨木ちゃん
お邪魔させてもらっちゃってるよ」
[メイン] ブレイズ : じっと目を向けつつも。
[メイン] 北上 : ……問題は、マイクロビキニなことと…思ったより元気そうなこと、かなぁ
[メイン] 北上 : 「そうだね、招き入れてくれて感謝しているよ~」
[メイン]
うずまき ナルト :
「!! お、押っ忍!!オレも、初めましてだってばよ!!」
腕をクロスさせ、ブレイズに合わせ、茨木童子に挨拶。
[メイン] 北上 : 仮に敵対することになった場合、非常に難しい局面になる
[メイン] 茨木童子 : 「…汝らが、UGNか。 邪魔をしに来た、のだろうな、言わんでもわかる」
[メイン]
うずまき ナルト :
少し緊張を顔に浮かばせている。
昔はずっと独りだったこともあり、友達の作り方というのには慣れておらず。
[メイン]
うずまき ナルト :
「………え?邪魔……?……いや、待ってくれってばよ!」
その言葉を訂正しようと、手を伸ばし。
[メイン]
うずまき ナルト :
「邪魔とか、そんなんじゃねぇってばよ!
なんていうか……そもそも!ここで何をするのかすらも!
オレ、全然わかってねーし、ていうかそれよりも……」
[メイン] うずまき ナルト : 茨木童子を、碧眼でじっと見て。
[メイン]
北上 :
(……そうかぁ、UGNは”邪魔”になっちゃうか)
ため息をつく。これはその難しい曲面になりそうだと
[メイン]
うずまき ナルト :
「……なんつーか、境遇が似てるっつーか……
とにかく!放っておけなくてここに来た!
うずまきナルトだってばよ!よろしくゥ!!」
[メイン] うずまき ナルト : 二度目の自己紹介、グッジョブサインを茨木童子にも見せる。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : ヒュウ、と口笛を吹き 深い笑みを浮かべ
[メイン] 茨木童子 : 対し、茨木童子は……
[メイン] 茨木童子 : 「……そうか、それはまた」
[メイン] 茨木童子 : 「…要らぬ苦労をしにやって来たな。人間」
[メイン]
茨木童子 :
目を逸らすと、大きく跳躍し
姿を消した
[メイン] うずまき ナルト : 「なッ!?いらぬ苦労って……おい!?待てってばよ!?」
[メイン] うずまき ナルト : 《軽功》
[メイン] うずまき ナルト : ─────金髪の少年もまた、軽やかな動きで、少女の後を追っていった。
[メイン] ブレイズ : 「────あっ、ナルト!?」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「おうおう、そう来なくっちゃな」
[メイン] 北上 : 「おーい、置いてかないでよ~!」
[メイン]
ブレイズ :
子どもとはいえ、オーヴァード。
それはナルトも変わりはなく。隙すらなく、一瞬のうちに追いかけて行って。
[メイン] ブレイズ : 全く、ヤンチャなんだから……と溜め息を零しながらも。
[メイン]
ブレイズ :
「さっきは自己紹介ありがとね。
それじゃあ、ダインスレイブ? ……お言葉に甘えて、あなた達の領土で私たちも色々やらせてもらうけど、いいかな?」
[メイン]
ブレイズ :
ちらりと、黒装束の男へと目を向ける。
……このテリトリーは彼らのものだ。そこで迂闊な行動をすれば、こちらの命は秒で刈り取られてしまうだろう。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「構わねえよ、こっちの勝ちの算段は大体ついったって状態だ」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「お前達が何をして、どうするか。何処までやれるか……ああ、そっちの方が面白いさ」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「本気でやってくれよ? じゃなきゃ、手が滑りかねねえからよ」
[メイン]
北上 :
「そりゃぁ…ありがたいと言うべきなのかな。
もちろん、本気で挑まさせてもらうよ~」
[メイン]
北上 :
彼の言葉に、冷や汗をまたしても垂らす
彼の言っていることは”本気”だ
[メイン]
ブレイズ :
「…………ありがと、期待されてるのを出せるかわかんないけどね」
”本気”というワード。一体彼のどう判断すれば、本気になるのか、果たして自分の首が飛ぶハメになるのか。
[メイン]
ブレイズ :
それがわからないから、恐ろしい。
ブレーキのない車ほど、乗り心地が悪いものはない。
[メイン]
ブレイズ :
目をちらりと、北上にやりながら。
……ここは、一旦引こうか。
[メイン] 北上 : その視線に、こくりと頷き返し
[メイン]
北上 :
「それじゃ、一旦失礼させてもらうよ~
なにもわからないままじゃ、君の言う”本気”は見せられないからね」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ま、準備期間は大事だし、まあ仕方ねえか…あばよ」
[メイン]
ファヴニル・ダインスレイフ :
ヒラヒラと手を振り、去りながら
ダインスレイフは呟く
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「とはいえ、時間は有限だ。 これからは、もっと。そうなるかもしれない……」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「なるべく、急いでくれよ?」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 最後まで笑みを消さぬまま ダインスレイフは廃墟の中へと消えていった
[メイン]
北上 :
「……ふぅ」
去って行ったのを確認したあと、汗を一拭いし
[メイン]
北上 :
「さて…早速調べに行こうか
彼の言ってた通り、時間は有限だもんね」
[メイン] ブレイズ : 北上に、こくりと頷いて。
[メイン] ブレイズ : 「まったく、彼の言う通りだよ」
[メイン] ブレイズ : 「時間は巻き戻らない、んだからね」
[メイン] ブレイズ :
[メイン] ブレイズ :
[メイン] ブレイズ :
[メイン]
ブレイズ :
・この場所で何が起きているのか?
情報:UGN
[メイン] GM : 難易度8
[メイン] ブレイズ : (10+0)dx+1=>8 (10DX10+1>=8) > 10[1,3,4,5,5,5,5,8,9,10]+9[9]+1 > 20 > 成功
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
現在、この遊園地は過去の時と重なった状態になっている。
その為、過去と同じようにこの遊園地は稼働を続けている。
これは、ダインスレイフが行った実験…
“過去に放出されたレネゲイド”を一気に現在に呼び出し、それを過去へ正確に送り返す。
その反動だと推測される
[メイン] GM :
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン] うずまき ナルト : middle『仲間』 登場:任意
[メイン] うずまき ナルト : 46+1d10 登場/リザレクト (46+1D10) > 46+2[2] > 48
[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 46 → 48
[メイン] 北上 : 39+1d10 登場/リザレクト (39+1D10) > 39+6[6] > 45
[メイン] ブレイズ : 39+1d10 登場/リザレクト (39+1D10) > 39+3[3] > 42
[メイン] system : [ 北上 ] 侵蝕率 : 39 → 45
[メイン] system : [ ブレイズ ] 侵蝕率 : 39 → 42
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン]
うずまき ナルト :
─────廃墟の、剥き出しになった鉄筋を伝いながら。
素早い身のこなしで、金髪の少年は駆けていき……。
[メイン]
うずまき ナルト :
「うっす!!」
寂れたジェットコースターのレーンに膝をひっかけるようにし
宙ぶらりんの状態になり、茨木童子の目の前にいきなり現れ。
[メイン] うずまき ナルト : 手のひらを見せ、軽い挨拶のポーズ。
[メイン] 茨木童子 : ビクッと身構え、相手がナルトであるとわかると…
[メイン] うずまき ナルト : よっとっ!と、そのまま身を翻し、宙で一回転し、地面に着地をし。
[メイン] うずまき ナルト : にしし!と、悪戯な笑顔を、茨木童子に向ける。
[メイン] 茨木童子 : 「…汝は何故ついてくる、そんなにもこの遊び場の設備が気になるのか?」
[メイン]
うずまき ナルト :
「あーーーー……まぁ、確かにこのテーマパークもオレ
気になるっちゃなるけどよ……」
[メイン] うずまき ナルト : ぽりぽりと、頬を掻きながら、寂れた遊園地を一望しつつも。
[メイン] うずまき ナルト : 「……オレが今!いっっっっっちばん気になるもん!それは!!」
[メイン] うずまき ナルト : ビシッ!と茨木童子を指差し。
[メイン] うずまき ナルト : 「お前だってばよ!茨木童子!」
[メイン] 茨木童子 : 「…?」
[メイン] うずまき ナルト : 「あと、"なんじ"じゃなく、オレはナルトだってばよ!」
[メイン] 茨木童子 : 「…ナルト、か。まあいい」
[メイン] 茨木童子 : 「…どうせ、この時代からは去る身だ。一人程度は覚えておいて、問題は無かろう」
[メイン]
うずまき ナルト :
「!……へへへ!サンキューな!オレのこと、覚えてくれて!」
鼻の下を指で擦りながら、純粋に嬉しそうにしつつ。
[メイン] うずまき ナルト : 「……って、この時代から去る身ィ!?」
[メイン]
うずまき ナルト :
「いやいや、どういうことだってばよ!?」
目を丸くし、茨木童子を、真剣な瞳でじっと見つめ。
[メイン] 茨木童子 : 「…ダインスレイフ、奴は。過去から財を集めると言っていた」
[メイン] 茨木童子 : 「その逆に、吾は。己がいるべきだった場所へ……かつての大江山に帰り」
[メイン] 茨木童子 : 「…酒呑達と共に死ぬのだ。今度は、まかり間違い生き残らぬ様にな」
[メイン] うずまき ナルト : 「─────!!」
[メイン]
茨木童子 :
その声は、危うく
転じて暗い希望に満ちていた
[メイン]
うずまき ナルト :
その言葉に、唖然とした顔に。
……過去から財を……どういう……いや、ていうか……!
……死ぬ……?なんで─────?
[メイン] うずまき ナルト : 困惑し、狼狽えた表情を見せていたナルト。
[メイン] ブレイズ : 「────茨木童子、平安の妖」
[メイン]
うずまき ナルト :
「………!!」
バッ!と振り返り。
[メイン] 茨木童子 : 「……ふん、追いついていたか」
[メイン]
北上 :
「……なるほどね。
過去から何かを持ってきて、何かを過去に送る実験。
何が目的だろうと思ってたけど…」
[メイン] うずまき ナルト : 「炎の姉ちゃん!戦艦の姉ちゃん!」
[メイン]
うずまき ナルト :
目を、ぱちぱちとさせながら。
未だに、困惑した表情を浮かべ続けるナルト。
[メイン]
ブレイズ :
「平安時代で生まれ、酒呑童子という鬼と共に平安時代を荒らし回った。
しかしそれに対抗する人々は鬼を倒さんと立ち上がり────」
[メイン]
ブレイズ :
「そして、茨木童子だけは逃げ延びた
仲間は倒されたにも関わらず、だね」
[メイン]
うずまき ナルト :
「……え?……過去から……え……?」
北上の言葉に、さらに頭がぐるぐるとしながら。
[メイン] うずまき ナルト : 「……………!!!」
[メイン] うずまき ナルト : そして─────ブレイズの言葉に、大きく目を見開かせる。
[メイン]
ブレイズ :
ザッ、と北上と共に足を踏み入れ。
ナルト、そして酒呑童子に手を振りながら。
[メイン]
うずまき ナルト :
「……じゃあ……茨木童子、お前は……平安から、ずっと……?
何年前か、オレにはわかんねぇけど……ずっと、ずっと
長い年月を………」
[メイン] うずまき ナルト : ゆっくりと、茨木童子の方へと振り向き─────。
[メイン] うずまき ナルト : 「─────"独り"で……?」
[メイン] 茨木童子 : 「…慣れんな、己の醜態が語りつがれていくというのは」
[メイン]
北上 :
「そういう目的だったかぁ…」
”過去改変”。それは、誰もが望むであろうこと
[メイン] うずまき ナルト : 「!!! わ、悪ぃってばよ!!勝手に聞いちまって!!」
[メイン] うずまき ナルト : 慌てて、茨木童子に大きく頭を下げる。
[メイン]
うずまき ナルト :
「………そ、っか……"仲間"、か……」
そして、頭を下げたまま、そう、ぽつりと呟く。
[メイン] 北上 : 「仲間と共に死ぬために、過去に戻り、過去を変える…それが君の目的ってこと……だね?」
[メイン] 茨木童子 : 気にするな、と言い 腕を組む
[メイン]
ブレイズ :
「いやあ、ごめんね~
こういう”お話”が語り継がれちゃってるもんだからさ」
と、茨木へと言いつつも、北上の話に目を向けて。
[メイン]
北上 :
うーん、と悩む
過去を改変したい、その思いはとても強くわかるから
あたしにだって、そんな望みは…ある
[メイン]
うずまき ナルト :
「……へへ、ありがとよ」
少し申し訳なさそうな顔で、頭を上げつつ。
[メイン]
うずまき ナルト :
「………仲間と死ぬ……そういうこと、か……」
まるで、独り言にように呟き。
[メイン]
北上 :
「にしても、すごい実験だね
過去から物を取り出し、過去改変を行う。それが可能だなんて夢にも思わなかったけど…」
[メイン] 茨木童子 : 「…納得したなら、退け。ダインスレイフは兎も角、吾を止める理由も無かろう」
[メイン]
うずまき ナルト :
茨木童子の言葉に、ナルトは─────真っ直ぐと、茨木童子を見つめたまま。
その場から、動かない。
[メイン]
茨木童子 :
無限の力を持つ危険因子は消える。
しかも、人とは違う価値観を持った怪物だ、退治できれば万々歳
[メイン] 北上 : 「可能である。のならば…些か興味が引かれるねぇ」
[メイン]
ブレイズ :
……過去か。過去に思い入れがないわけじゃない。
それを切り捨てて”エージェント”が出来るほど、私は完璧な人間じゃないけど……
[メイン]
うずまき ナルト :
「………ああ……」
眉を顰めながら、こくりと頷く。
[メイン] うずまき ナルト : 「……オレも……分かるってばよ」
[メイン] うずまき ナルト : 拳を、キュッと閉じて。
[メイン] 茨木童子 : 「……ほう」
[メイン]
うずまき ナルト :
「……あ、ああ、いや……茨木童子、お前の抱えてる
デッケー孤独に比べりゃ……オレなんて、全然屁じゃねェかも
しんねェけどさ………でもよ……」
[メイン]
うずまき ナルト :
「……オレも、同じ立場で……んで、戦艦の姉ちゃんの言うような
過去を改変できる力があるってんなら、オレもさ……」
[メイン]
うずまき ナルト :
「……父ちゃんと母ちゃんにさ
どうして、オレを置いて逝っちまったんだよって……
……どうにかして、それを聞く方法を、探すだろうしな……」
[メイン]
うずまき ナルト :
「……………なんか、やっぱオレ……お前のこと
……放って、おけねェってばよ………」
眉をさらに顰め、辛そうな表情で、唇を噛みしめる。
[メイン]
うずまき ナルト :
孤独であること。理解者がいないということ。
それがいかに精神的に苦痛をもたらすものか?
まだ人生の10分の1も生きていないナルトでありながらも
深く、その傷は胸に中に存在し。
[メイン] 茨木童子 : 「……そう、か。お前は、父母を亡くしていたか」
[メイン]
うずまき ナルト :
「………………へへ、顔も……覚えてねぇんだ」
にへらと、なんとか笑顔を作りながら。
[メイン] ブレイズ : そして、ナルトにポンと肩を置いて。
[メイン] ブレイズ : 「……私も二人の苦しみを理解できないわけじゃない」
[メイン]
うずまき ナルト :
「………!……炎の姉ちゃん……」
少ししょぼくれた顔で、振り返り。
[メイン]
ブレイズ :
「過去に戻る力があるなら、使ってみたい……
そう思うのは、私だってそうだよ。人生なんて、後悔の連続なんだしね」
[メイン] ブレイズ : ただ、と一拍おいて。
[メイン]
ブレイズ :
「……君はRBとして、この世の筋も分からない状態でここにほおり出された
……そんな苦痛は、私たちみたいな”人”には理解できないからさ」
[メイン]
ブレイズ :
レネゲイドビーイング。それは人ではない物や動物が人間に変化すること。
しかしそれは残酷なことに、人以前の価値観を持って、尚生きなければならないという枷でもある。
[メイン]
ブレイズ :
人ではないのに、人の社会の中に紛れ込まなくてはいけないという重り。
その重さは、ずっと人で生きてきた私たちとは比べ物にならないだろう。
私たちがもし、”言葉を理解できる動物の中で生きろ”と言われても、たいていの人が拒否することと同じように。
[メイン] ブレイズ : 「……だからあなたの選択は、仕方のないことだとは思う……けどさ」
[メイン] ブレイズ : ちらりと、”もう一人のRB”へと目を向けて。
[メイン]
ブレイズ :
「それをするなら、経験者のお話も聞いてからでいいんじゃない?
餅は餅屋に、ってね」
[メイン] 茨木童子 : 「……なるほど、同じ境遇の者が。ここには多くいるのか」
[メイン] 北上 : 「そーゆーこと。ブレイズの言う通り、あたしも”人ならざる者”だからね」
[メイン] 北上 : 「あ、あたしは北上。そこの2人の上司だよ」
[メイン] 茨木童子 : 「…驚いたな、人間にしか見えなかったが」
[メイン] 北上 : 「転生体ってやつらしいね。UGNでの基準では」
[メイン] 北上 : 「もとの存在の生まれ変わり、過去の記憶を持つ存在。それがあたし。君と完全に同じかはわからないけど~」
[メイン] 北上 : 「…………理解は、できるよ」
[メイン]
:
それは、突然現れた
過去と重なる場所で、過去と繋がる存在が、過去を想ったからか…
[メイン]
:
荒海を進む船
高い波を船首で切り裂いて、荒れ狂う海上を攻略していく
[メイン]
北上 :
「あたしは昔船だったんだよね~
それも、戦争に勝つための、船」
北上は目を閉じて、淡々と語る
[メイン]
北上 :
周りに映るのは映像だけだったが、いやに臨場感のある映像で
逆に北上は、目を瞑る故にそれに気づかず語り続ける
[メイン]
:
船は厳しい航海を続ける
だが、船は1隻ではなかった
[メイン] 茨木童子 : 映像に視線を向けつつ、北上の言葉に耳をかたむけていた
[メイン] : 仲間の船が、共に作られた姉妹艦たちがいた
[メイン]
うずまき ナルト :
─────!!
その映像を見て、ナルトもまたのめり込むように、目を開いて。
[メイン] 北上 : 「でもね~、戦いは厳しくてね。仲間もどんどんやられていってさ」
[メイン] : 軽い口調とは裏腹に、映像は凄惨さを増す
[メイン]
:
砲弾を受けて、爆弾を受けて、魚雷を受けて、機雷を受けて
姉妹たちが散っていく
[メイン]
ブレイズ :
「…………!!!」
ごくり、その状況に目を見張る。
まるで映画のような、けれどもまさに実際にあふれていく。
[メイン] 茨木童子 : 「……!」
[メイン]
うずまき ナルト :
「ッッッ………!!!!」
白黒映像として流れる、散っていく"仲間"達の姿を見て。
[メイン]
うずまき ナルト :
………そう……だった、のか……。
戦艦の姉ちゃんも……。
[メイン]
:
それを、ただ見ていることしかできず
無力な船には、それはどうしようもないことで
[メイン]
:
終いには、姉妹たちはその船以外みんな沈んでしまって
ただ1隻残された
[メイン] 北上 : 「ま、あたしは何もできずに見ているだけだったんだけどね~」
[メイン] 北上 : 「それで最後には、あたし一人になって戦いは終わったってワケさ」
[メイン] 茨木童子 : 「…無念だっただろう。吾も、そうだった」
[メイン]
:
一隻で埠頭を漂いながら、遥かな海を孤独に見つめて。
映像は終わる
[メイン] うずまき ナルト : ─────ナルトは胸が、熱くなるような。そんな思いに駆られた。
[メイン] うずまき ナルト : それを見届け─────目に焼き付けた。
[メイン] ブレイズ : 「…………………」
[メイン] ブレイズ : 頭を抑えて、ガシガシと擦る。
[メイン]
茨木童子 :
…目に映る映像も、ここで聞いた話も
どうにも吾のしる人間の防人とは食い違う気がする
[メイン] 北上 : 「無念と言えば無念だねぇ…あたしは一人になって寂しかったし」
[メイン] 北上 : ここでようやく目を開ける
[メイン]
ブレイズ :
……知らなかったわけじゃない。
”戦艦北上”の話は有名だし、同じ支部に配属される際にプロフィールとして手渡された情報でもある。
[メイン]
うずまき ナルト :
………ここにいる奴は……全員、そうなんだ。
誰もかも、"何か"……大事なもんを、失っちまっている。
……もう、やりきれねぇくらいに、叫び散らかしてぇくらいに。
胸に………ぽっかりと、穴を開けた。
[メイン] ブレイズ : だから、完全に0の情報というわけでもなかった……のに。
[メイン]
うずまき ナルト :
─────だからこそ、"ここ"にオレ達は、いるんだ。
失ったもんを、もう二度と失わないようにと……。
[メイン] ブレイズ : 「……北上…………」
[メイン] うずまき ナルト : 「……戦艦の姉ちゃん……」
[メイン]
北上 :
「でもね、あたしはみんなと死のうとは思えなかった。
ここだけは、君と違うところだね。茨木童子」
[メイン] ブレイズ : ただそう呟くことすら出来ない。それほどに彼女が語る言葉の重さ、映像の重さがしっかりと伝わっていたからだ。
[メイン] 北上 : 「あたしは犠牲になる人見るのが嫌いでさー。っていうのもあるんだけど…」
[メイン] 北上 : 「まず何より…あたしは姉妹たちを助けたかった」
[メイン] うずまき ナルト : 「……………!」
[メイン]
北上 :
「一緒に死ぬんじゃなくて、一緒に生きたかったんだぁ
もし過去改変ができる権利があるなら、あたしはそうするね」
[メイン]
うずまき ナルト :
「………そうだ、オレは……オレ達は……"後悔"を、背負ってんだ
……なぁ、茨木童子………お前は、確かに独りかもしれねェ
だけどよ……お前をこのまま死なせたら…………」
[メイン] うずまき ナルト : 己の胸を、ドン!と拳で叩き。真っ直ぐと見据える。
[メイン]
うずまき ナルト :
「……オレ達は、もっと………"後悔"をする
だから─────"一緒"に、生きよう!」
ブレイズと、そして、北上を肩を並べながら。
[メイン] うずまき ナルト : 廃墟に吹く風が、ナルトの前髪を揺らしながら。
[メイン] 茨木童子 : 「……!」
[メイン] 北上 : 「そそ、せっかく生きてるのに死ぬのはもったいないよ」
[メイン]
北上 :
「今過去に戻っても死ぬだけというなら…うちの支部に入ってみない?
MBの研究もしてるし…もしかしたら、もっと良い手段が見つかるかもしれないよ?」
[メイン]
北上 :
彼女の力は、実際大きいもので。できれば手元で制御したい
他の調査員が勧誘をしたのも頷ける。それに北上も賛同してこうして勧誘を試みてみる
[メイン] ブレイズ : 二人の言葉に、頷きながら。
[メイン]
ブレイズ :
「さっきも言った通り、私にはあなたの辛さが全部わかるわけじゃない。
だから欺瞞にも聞こえるかもしれないけど……」
[メイン]
ブレイズ :
「私は死んでほしくない。
目の前の命を────あなたを助けたいって思ってる
過去に戻るなら、もう少し待って欲しい」
[メイン]
ブレイズ :
「その気持ちは、ここのみーんな同じ!
獣────ダインスレイフを止める”本気”があるくらいには、でしょ?」
[メイン] ブレイズ : 北上、そしてナルトへとウィンクを見せて。
[メイン] うずまき ナルト : 「─────ああ!!」
[メイン] 北上 : 「もっちろーん」
[メイン] うずまき ナルト : ブレイズの方を見て、へへっ!と笑い、鼻の下を指で擦る。
[メイン] ブレイズ : そして最後に────茨木へと、ニッと笑いかけながら。
[メイン] 茨木童子 : 「…本気、なのか? 吾は、お前たちに返せる物など。何も無いのだぞ?」
[メイン]
うずまき ナルト :
「何言ってるんだってばよ!」
へへへ!と笑いながら、頭の後ろで腕を組み。
[メイン]
うずまき ナルト :
「茨木童子……イバラギンが!生きてくれるんなら!
オレ達はそれで─────十分だってばよ!
それがオレの、"本気"だってばよ!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
そして、最初に見せた時のように
イバラギンに、グッジョブサインを見せる。
[メイン] 茨木童子 : 「……ハハ、ハハハ。お前は、お前達は」
[メイン] 茨木童子 : 鬼は、頬を吊り上げ、目に大きな涙を堪えながら
[メイン] 茨木童子 : 「本物のうつけ、だな。 おかしな奴らだ」
[メイン] 茨木童子 : それでも、何とか笑みを作った
[メイン] 茨木童子 :
[メイン] 茨木童子 :
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ :
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「良いねぇ…良い熱意だ」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「少なくとも言葉に嘘はねえ、後は。まあ」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ぶつかり合って、決める他無さそうだなァ……! なあ、愛しのジークフリートよ……!!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ :
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ :
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : クライマックス『本気の戦い』登場:自由
[メイン] うずまき ナルト : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+4[4] > 52
[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 48 → 52
[メイン] 北上 : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+9[9] > 54
[メイン] system : [ 北上 ] 侵蝕率 : 45 → 54
[メイン] ブレイズ : 42+1d10 登場/リザレクト (42+1D10) > 42+10[10] > 52
[メイン] system : [ ブレイズ ] 侵蝕率 : 42 → 52
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン] うずまき ナルト : 「─────!!?」
[メイン]
うずまき ナルト :
ビリリと、肌身に伝わる、圧倒的な存在。
電流のようにそれは、ナルトの脊髄、そして脳へと達し。
[メイン] うずまき ナルト : "戦い"を予感させるも─────。
[メイン] うずまき ナルト : 「………ここで、ダチを見捨てて逃げるヤツは……最低だ!」
[メイン] うずまき ナルト : 「オレは……オレの"本気"を、貫いてやるってばよッッ!!」
[メイン] うずまき ナルト : 52+10d10 ジェネシフト (52+10D10) > 52+59[3,10,4,8,9,1,5,6,7,6] > 111
[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 52 → 111
[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率B : 0 → 3
[メイン] うずまき ナルト : ナルトの体内で─────激しくッ!レネゲイドが奔流するッ!!
[メイン]
北上 :
「そうだね。守るべきものができて、舞台は整った。
あとは約束通り、”本気”見せないと…ね!」
[メイン] 北上 : 54+10d10 ジェネシフト (54+10D10) > 54+46[8,5,1,4,9,4,4,2,2,7] > 100
[メイン] system : [ 北上 ] 侵蝕率 : 54 → 100
[メイン] 北上 : 「さあ、あたしたちの力の使い時、だよ~!」
[メイン] 北上 : ケースから取り出した銃…いや、砲塔を構える
[メイン] ブレイズ : 「────!」
[メイン]
ブレイズ :
風────いや、圧がブレイズの髪を揺らす。
彼の"本気"は、容赦なく手加減無しに襲いかかってくるだろう。
[メイン]
ブレイズ :
「さすが、二人ともッ!
それじゃあ────守るために、血でもなんでも撒き散らそうか!」
[メイン] ブレイズ : 「私たちの本気を、あなたにも、あの子に────見せつけてやるんだッ!!」
[メイン]
ブレイズ :
────ブルルルンッッッ!!!
と、駆動音が響いたかと思えば。
[メイン]
ブレイズ :
ブレイズの手には、大ぶりのチェンソー。
そして────
[メイン] ブレイズ : 52+10d10 ジェネシフト (52+10D10) > 52+65[1,6,8,2,9,8,9,10,5,7] > 117
[メイン] system : [ ブレイズ ] 侵蝕率 : 52 → 117
[メイン] ブレイズ : 鮮血と共に、散る炎が取り囲む舞台を作り上げていく。
[メイン]
うずまき ナルト :
頼れる"家族"の言葉に、「ああッ!!」と強く頷き。
そして、二人と肩を並べ、イバラギンを守るように、前に立ちながら。
[メイン] 茨木童子 : 「奴め、堪え性の無い……!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
─────その視線の先にいる、空間が捻じ曲がる程の
強大な力を秘めた、たった一人の"軍隊"を、じっと睨むように。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「これで、耐えろって方が無体だろうよォ!! 期待以上だ、やるじゃねえか、うずまきナルトォォォ!!!」
[メイン] うずまき ナルト : 「へッ………!!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
……何言ってやがんだってばよッ!チクショウ……!!!
オレの想像を遥かに超えてんのは、お前の方だってばよッ!!
[メイン]
うずまき ナルト :
なんだよこの威圧感はッ……!?!?
初めに遭った時が可愛いくらいじゃねェかこんなんッ………!!!
[メイン]
うずまき ナルト :
ビリビリと、ナルトの肌は焼かれたように。
低く身構えながら、不敵な笑みをなんとか向ける。
ナルトなりの、意地だ。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 爆発寸前の火山のように、ダインスレイフの周囲が蠢く。 瞳に宿った光は、もはや太陽さえ霞むほど輝き続けていた
[メイン]
北上 :
「………参ったねぇ…マイクロビキニ3人いて、それでもようやく勝てるかどうかってとこかな…」
この日何度目かの冷や汗を流しながら
[メイン] ブレイズ : 「しかも、相手はマイクロビキニ着てない普通のオーヴァード……あはは、全くやんなっちゃうよね!」
[メイン]
ブレイズ :
笑いながらも、その汗はダラダラと止まらない。
自身が起こしている発火現象もそうだが、相手の圧力にじりじりと自分が燃えるようで。
[メイン]
うずまき ナルト :
「─────ファヴニルッッッ!!オレはッ!!
ぜってーに……!!自分の言葉を曲げねェってばよッ!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
「オレが諦めるのを─────諦めろッッ!!」
ナルトの─────"本気"。
冷や汗を浮かばせながらも、ニッ!と笑ってみせる。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「よく言ったァァァ!!!!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 戦闘開始
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 祝福するようなダインスレイフの歓喜の声と共に、爆発するように世界が戦慄き出した
[メイン]
ファヴニル・ダインスレイフ :
大地から建物、全てに至るまでダインスレイフの意のままに動く牙、爪となり
ナルト達に向かっていく
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : そして、当然本人も──!
[メイン]
うずまき ナルト :
「─────ッ!?」
周囲を目だけ動かし、その状況を確認。
[メイン] うずまき ナルト : に、逃げ場が─────!?
[メイン] うずまき ナルト : 「ぐああああああああああああああああああああああああああッッ!!??!」
[メイン] 北上 : 「これは…ッ!?」
[メイン]
うずまき ナルト :
露出した肌に、錆びついた金属の刃が何度も何度も何度も
斬り付け、突き、搔き乱し、払うッ!!!
[メイン] うずまき ナルト : 一瞬の内に、血の花火が咲き誇ったかのように。
[メイン]
ファヴニル・ダインスレイフ :
物質操作能力、極めてシンプルかつ多彩な武器
質量で押しつぶす、手数で切り刻む
戦地作成に、距離の削減
[メイン]
北上 :
逃げ場も、防御手段もない、致死の攻撃
出来ることはただ一つ、死ぬまで耐えるのみ…
[メイン]
うずまき ナルト :
─────その物量は、あっという間に、小さな少年の体を覆い尽くし。
そしてそこには、瓦礫の山が作られるも……。
[メイン] 北上 : 否、死んでもこの攻撃は続くだろう
[メイン] うずまき ナルト : ズドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!
[メイン] ブレイズ : 「────ッぅぅうぅッ!!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : その広い殺戮領域の広さこそ。ダインスレイフの真骨頂。 意気揚々と無制限の弾幕を撃ち放ちながら、瓦礫の山へ向かい突撃する
[メイン] うずまき ナルト : 空高く、瓦礫が吹き飛ぶ。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ハハッ! 良いねぇ!随分と喰らわせたが、まるで沈んじゃいねえようだな!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
「くんぬゥうらアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!」
拳を大きく、天へと突き出す、血まみれの少年。
[メイン]
北上 :
だが…それでも立ち上がり続けられるのが、マイクロビキニオーヴァード
無限の再生力で、無限の殺意に立ち向かい
[メイン]
ブレイズ :
ブレイズに襲いかかる鉄の塊は柔らかな体を傷つけ、吹き飛ばされていく。
血飛沫が炎となり盾になっても、それはまるで意味を持たない。
[メイン] ブレイズ : だが────死ねないのが、"オーヴァード"だ。
[メイン]
うずまき ナルト :
「ぜェッ……!!ぜェッ……!!!あ、当たり前だってばよッッ!!」
─────ナルトは、MB化したオーヴァードの中でも
特筆して、その体力、持久力に特化していた。
[メイン]
うずまき ナルト :
致命傷は徐々に修復されつつも、齎された苦痛だけは
肌身に残りつつ。
[メイン]
ファヴニル・ダインスレイフ :
当然、“期待していた”と
今度は腕に取りづけた鉤爪。ジャマダハルを振りかぶり、ナルト相手に白兵戦を挑み掛かる
[メイン] うずまき ナルト : 「……なァッ!!ファヴニル……!!一つ、聞きてェことが……あるッ!!!」
[メイン]
ブレイズ :
「ッ、く、キミね、おかしいと思わないわけ!?
こんな出力どうやって────ぐうううッ…!!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「おうおう、なんだ! テメェが死ぬまでなら幾らでも答えてやらァ!」
[メイン]
うずまき ナルト :
向かってくるファヴニルに対し、防御の構えを取りながら
腕と腕の間で、その男をじっと見据え。
[メイン] 北上 : 「………くッ…どこからこんな力が…グフッ!?」
[メイン]
うずまき ナルト :
「ぐッッッ……!?!?!」
鮮血がまた舞いながら。
[メイン]
北上 :
血肉が舞い、鮮やかな赤色を描く
それでも、立ち上がり続け
[メイン]
うずまき ナルト :
「─────こんだけ、強ェってのによォッ!!!
なんで、UGNで戦わねェんだ!?なァッ!!!
この力がありゃ……色んな人間、助けられるだろッ……!!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ハハッ! そりゃあり得ねえな!! なんてたって俺は、組織とはとことん相性が悪い!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「なあ、オイ俺から見れば。お前の方が不思議だ、不可解極まりないんだよ」
[メイン]
うずまき ナルト :
応戦するように、少年の力とは思えない程の─────"妖"の力。
視界の外、横から払うように、フックを放ちつつ。
[メイン] うずまき ナルト : 「どういう……ことだってばよッッ……!!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「どうして、何も知らねえ奴らを守るんだ?」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「いいや、もっと言えば。どうして、“本気”で知ろうともしねえ奴らを庇う?」
[メイン] うずまき ナルト : 「─────!!!」
[メイン] うずまき ナルト : それはナルトにとって、深く刺さる問いであった。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : その声には。沸々と沸る怒りの色が浮かび始めている
[メイン] うずまき ナルト : 脳裏に浮かぶは、自身をいじめ、無視した者達の顔。
[メイン]
うずまき ナルト :
"日常"を守るということは即ち……自分を"独り"にした者達も守る
それを意味することにも繋がる。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ハッ! 刺さるところはあったか。お前は、お嬢ちゃんに似てたからな…!!」
[メイン] うずまき ナルト : 「くッ………………!!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
クソッ……!!頭が、回んねェッ……!!!
アイツの力が、桁外れに違い過ぎるってばよ……!!!!
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「まず、非日常と日常なんて括りが間違いだ! とっくの昔に、この世界は変わってる! それから目を逸らして、安楽に暮らしてる連中なんざ、そりゃあ守りたくなんざねえわな!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「だから、俺が目を醒させてやろうってんだよ!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「過去に。お前達が盾となった全ての事例を、今度は、きちんと日常に叩きつけてやる!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「そうすりゃあ嫌でも目は覚める!!それでも、眠っていたいなら……ああ」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「そのまま永劫に沈んでいけ!! ラインの黄金と呼ぶ価値もねえ!!」
[メイン]
ファヴニル・ダインスレイフ :
ダインスレイフにとって、大切なのは全力である事、それが下に見られるのは許せないし
これまで許した事は一度もない
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 安穏と人が腐っていく世界の犠牲が、必死に戦う勇者達……?
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「オイオイオイ、何だそりゃあ!!まるで釣り合いが取れてねえ!!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「報いなんざ、要らねえと俺は思う…ああ、だがな!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ただ、本気も出せずに腐っていく世界の!一体どこに守る価値があるってんだ!!! 答えがあるなら言ってみろォォォ!!!!」
[メイン] うずまき ナルト : 「─────ぐああああああああああああああああッッッ!!?!?」
[メイン]
うずまき ナルト :
ファヴニルの怒号と共に放たれた攻撃によって、金髪の少年の小さな体は
大きく宙で回転しながら吹き飛ばされ─────。
[メイン] うずまき ナルト : そして、ブレイズと北上の方へと、勢いよく飛んでいく。
[メイン] ブレイズ : 「……ッ!危ない!!!」
[メイン] ブレイズ : その飛んできたナルトを────グッ!と、受け止めようとするも。
[メイン] ブレイズ : 「……がッ、ぐうぅううううううッ……!!!」
[メイン] ブレイズ : その勢いは一人で到底殺せるものではなく、それほどまでにダインスレイフの力が子供相手にも容赦なく、”本気”であることが伝わってくる。
[メイン] 北上 : そんな2人を見て、ダインスレイフと2人の間に割って入る
[メイン]
北上 :
少しでも、2人への攻撃を減らせるよう庇いつつ
切り刻まれながらも砲塔をダインスレイフへ向けて
[メイン] 北上 : 「そんな、こと……簡単だよ!」
[メイン]
北上 :
あたしは、みんなが守ろうとしたその”安寧”が何よりも大事だから
仲間のみんなが、何よりも大事だから
[メイン] ブレイズ : ……!!……北上……!!ありが、とッ……!!!
[メイン] うずまき ナルト : 「─────カ、ハッ……!」
[メイン] 北上 : それは、脈々と”本気”で守られてきた大切なものだって、知ってるから
[メイン]
うずまき ナルト :
「……炎の、姉ちゃんッ……戦艦の、姉ちゃん……!
……わ、わりぃ……サン、キュー……!」
[メイン] 北上 : 「それが、あたしの、大事なものだからだぁぁぁあああ!!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
吐き出されこびり付いた口元の血を、腕で拭き取りながら。
肩で呼吸しながら、立ち上がり、そして─────北上の勇姿を、目に焼き付け。
[メイン] 北上 : 刃の嵐の中で叫びながら、引き金を引く
[メイン] うずまき ナルト : 「─────!!!!」
[メイン] うずまき ナルト : あ、あれが……戦艦の姉ちゃんの─────"本気"!!
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「グッ────!?」
[メイン] 北上 : 電撃を帯びた砲弾は、超スピードでダインスレイフへと突き刺さる
[メイン] ブレイズ : 「────……!!!!」
[メイン] 北上 : 「大事なものは、誰にも……壊させやしない!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
「………へ、へへっ……やっぱ、すげぇってばよ……!」
よろめきながら、ブレイズの肩を借りながら立ち上がり。
[メイン] ブレイズ : 北上の弾丸が────あの白黒の映像で見た、いくつもの戦艦たち。
[メイン] ブレイズ : その一つの砲台と────重なったように見えながら。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 地面に2対の亀裂を残しながら、大きく後退する
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ただの、火砲じゃねえな…わかっちゃいたが、伊達じゃねえよなァ…!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「しかし、オイ。やるじゃねえか、頑丈さもそうだが。突っ込んでくるとはよォ!!」
[メイン]
北上 :
「……へ、へへ…わかってん、じゃん………」
しかし、砲撃を放つため、無防備になった北上は無尽の刃を受けて膝を付く
[メイン] ブレイズ : 「……流石ッ、うちの支部の支部長様だよねッ!!」
[メイン] ブレイズ : その刃は────すんでの所で、ガキィンと音が響き、弾く。
[メイン] ブレイズ : ブレイズの持つチェーンソーが、その刃を跳ね変えしたからであり。
[メイン] 北上 : 「────────!!」
[メイン]
ブレイズ :
それでも、数本の刃はブレイズの体を切り裂いていく。
辺りに高熱の血がまき散らされながらも。
[メイン] ブレイズ : 「私だって、元々そう考えたことがないわけじゃない!」
[メイン] ブレイズ : ブルルンッ、と再び駆動音を響かせて。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : ブレイズに狙いを定めると、空中で回転しながら勢いを付け、一気に振り下ろした
[メイン]
ブレイズ :
「なんでオーヴァードのみんなはこうも頑張るのか、なんで頑張らない人だっているのに、ってね!
でも────それは違う!」
[メイン] ブレイズ : 「……ぐッ……!!!!」
[メイン]
ブレイズ :
ギギギギッ、と歯同士が擦れ合う不協和音が響く。
寂れたテーマパークの中、まるでアトラクションのように。
[メイン] ブレイズ : みしり、とその勢いで踏み込んだ足元が、力によって崩れながらも。
[メイン] ブレイズ : 「オーヴァードだからって迫害を受けるべきじゃないし────ましてや、一般人だからって淘汰される理由はない!」
[メイン] ブレイズ : 「守るべき人を選ぶのが、何が日常の盾だ────ッ、てね!!!」
[メイン] ブレイズ : その言葉と共に、ブレイズの体から鮮血が噴き出す。
[メイン] ブレイズ : あまりのダインスレイブの力に、ブレイズの血管は破裂し、血が噴水のように噴き出る────。
[メイン]
ブレイズ :
が、その血は燃える。
熱暴走を起こし、逆にブレイズのチェーンソーの回転が早まっていく。
[メイン] ブレイズ : 「っはッ……さあ、思う存分食らっちゃいなッ……!!!」
[メイン]
ブレイズ :
ボンッッッ!!と、爆発するようなエネルギー。
炎が推進力へと置換されて、ダインスレイフの刃物に向かう。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 勢い良くジャマハダルが跳ね飛ばされ、抑えていた腕にも大きな負荷がかかり…
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ガァ……!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「盾、ねぇ…俺には、わからん理屈だが、まあ好きにやれや…!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 勢いよく大地を踏み破ると、一気に大地の操作権を手にして、ブレイズの足元を中心に巨大な穴を形成する
[メイン] ブレイズ : 「なッ、ばかげてるッ……!!!」
[メイン]
ブレイズ :
足の踏み場が文字通りない、そして何より、ブレイズの体は出血死寸前の体を、レネゲイドで無理やり繋げていた。
生命活動ですらやっとなのに、そこから動く気力もなく。
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン] うずまき ナルト : 《軽功》
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン] うずまき ナルト : ─────落ちゆくブレイズが、重力に反する。
[メイン] うずまき ナルト : 「─────カッコ良かったってばよ!炎の姉ちゃんッ!!」
[メイン] うずまき ナルト : ニッ!と笑う、無数の傷を負う金髪の少年。
[メイン]
うずまき ナルト :
ブレイズの背中と膝裏に腕を回し、開かれた穴の壁を三角飛びしながら
大きく飛躍していく。
[メイン]
うずまき ナルト :
─────ナルトという少年には、精密に砲撃を放つ能力も
あるいは、圧倒的な火力を武器に込める技量も無い。
しかし─────その身には、底無しのスタミナが存在した。
[メイン] ブレイズ : 「……なっ、ル、ト……!?」
[メイン] ブレイズ : 血まみれの顔で、驚愕するように瞳を開けながら。
[メイン]
うずまき ナルト :
そして宙で、身を翻し、未だに降り注がれる無尽蔵の刃を
どうにかその身だけで受けながら、血反吐を吐きつつも、着地。
ゆっくりと、ブレイズの体を降ろす。
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ほお、まだ動けたか…!!」
[メイン] うずまき ナルト : 「………ああ!……二戦目だってばよッ!!!」
[メイン] うずまき ナルト : 地を大きく蹴り出し、一気にファヴニルとの間合いを詰める。
[メイン] うずまき ナルト : 「……そうだ、戦艦の姉ちゃんに、炎の姉ちゃんの言う通りだってばよッ!」
[メイン]
うずまき ナルト :
殴打─────と見せかけ、小さな体を利用し
風の如き速さで、ファヴニルの懐へと回り
そして、低姿勢から繰り出される─────腹部への、蹴り上げッ!!
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「グッォォォッ……!!!」
[メイン] うずまき ナルト : 「ファヴニルッッ!!お前は─────悪い奴だ!だけど……」
[メイン] うずまき ナルト : 「─────良い奴でも、あるッ!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ハハ、 まだ、言うか…」
[メイン]
うずまき ナルト :
指を十字にし、集中力を高めると─────。
金髪の少年の姿が、その場から消える。
[メイン]
うずまき ナルト :
そして、その姿は、宙へ飛ぶファヴニルの背後へッ!!
瓦礫の刃を受け、鮮血を散らしながらも、さらにッ!!
[メイン] うずまき ナルト : 蹴り上げるッッ!!!
[メイン]
うずまき ナルト :
「ああッ!!!だってよッ!!お前は……!!!
オレ達のことを思って、言ってくれてるッ!!
何ならもう、お前だって……"仲間"みてーなもんだと、思ってるッ!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ハッハッハ!!! 俺は思った覚えはないがなァァ!!」
[メイン]
ファヴニル・ダインスレイフ :
吹き飛ばされながら、空中から落下した際に攻撃できる角度を計算しつつ
調整していると…
[メイン]
うずまき ナルト :
─────"日常"の守護者は、自分達の決死を知らずに
平和に暮らす、無知な者達を守らなくてはならない。
それに目を背けることなど、今逃したとて、この先にまた待ち構えるだろう。
[メイン]
うずまき ナルト :
「─────うるせェッ!!!それとォッ!!!」
《軽功》により、ナルトの影は幾重にも、まるで。
[メイン]
うずまき ナルト :
影分身のように、宙に浮かびながら
さらに、ファヴニルを蹴り上げ、蹴り上げ、蹴り上げッ!!
[メイン]
うずまき ナルト :
「確かにオレは!!お前の言うように……なんも事情も知らずに!
上から目線で人を決めつけるヤツ達もッ!これからは!
守らなくちゃいけねェ!そいつァ……オレも!気にくわねェ気持ちは!
あるってばよッッッッ!!!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
「だけどよッッ!!!!」
─────蹴り上げるッッ!!!!
[メイン]
うずまき ナルト :
「だからと言ってッ!守ることを諦めたらッ……!!!
─────失うたくねェもんを、失っちまうッッ!!!
もうオレは!二度と失いたくねェ!!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「それが、お前が本気で奴らを守る理由かよ……!!」
[メイン] うずまき ナルト : 「ああッ!!!そうだってばよッ!!!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
「それにッ!!守るもんを選ぶ真似もしねェ!!
そいつはッ!!オレを馬鹿にしてきた奴と、同じことを
してることになるじゃねェかッッ!!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
「─────オレは、だからよッ!!
でっけぇ人間に、なってやるんだッッ!!
戦艦の姉ちゃんみてぇに!!炎の姉ちゃんみてぇにッッッ!!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
「いつか立派になって!オレを見下してきた奴らをなッ!
見返してやるんだよッ!それがオレなりの─────"復讐"だッ!!!」
[メイン] うずまき ナルト : 「─────オレの"本気"!!受け止めろォオオオッッッ!!!」
[メイン] うずまき ナルト : 「ナルト連弾ッッッッッッ!!!!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「やってやるよォォォ!!!」
[メイン] うずまき ナルト : 宙で回転し─────そして、一気に、ファヴニルをッ!!
[メイン] うずまき ナルト : 地面へ向け、踵落としッッッッ!!!!
[メイン] うずまき ナルト : 「─────なァッ!!!!イバラギンッッ!!!」
[メイン] うずまき ナルト : 「お前は─────どうだってばよッッッ!!!!!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : モロに直撃をもらい 空中制動能力を失い一気に地面に落ちていく
[メイン]
うずまき ナルト :
「燻って終わりなんて、つまんねェだろッ!?!?
─────お前の"本気"も……オレは、見てェってばよッ!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
天高い場所で、ニッ!と笑いながら─────。
金髪の少年はそのまま、体から力を抜かし、自然落下していく。
[メイン]
茨木童子 :
その首根っこを、一本の腕が捉え
ブレイズの元へ送っていく
[メイン]
茨木童子 :
文字通り、一本の”腕“のみが
空に浮き、人を運ぶという怪談じみた光景は、鬼の技がなすところ
[メイン] 茨木童子 : ならば、茨木は…
[メイン] 茨木童子 : 「ダインスレイフ、お前には。随分と世話になった」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ククッ……良い顔してるじゃねえか、お嬢!!」
[メイン] 茨木童子 : 落下地点に待ち構え、大太刀を振り翳し
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 落下の勢いを、手甲の威力に利用する為。一刃となり突貫する!!
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 先に敵を貫いたのは、ダインスレイフのジャマハダルだった
[メイン] 茨木童子 : 腹部を突き抜ける致命傷を、怪物性と気合いのみで堪え、戻ってきた腕を揃え 両手で大太刀を構え───
[メイン] 茨木童子 : 「吾は、別の道を行く…! また、失おうが、また迷おうが……」
[メイン] 茨木童子 : 「それでも、逃げない事を決めた!!」
[メイン] 茨木童子 : そして、風を切り大太刀が振り抜かれる
[メイン]
ファヴニル・ダインスレイフ :
直撃を貰う形で、ダインスレイフが勢いよく吹き飛ばされ、大地を水切りの石のように跳ね
瓦礫の山へと激突する
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 爆音を立て崩れる廃墟から、哄笑が響いた後…
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「…こりゃ、流石に退き時か」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 「あばよ、テメエら!! 今度会う時まで本気で生きてろよ!!」
[メイン] ファヴニル・ダインスレイフ : 煙幕を噴射すると、大地を操作し、地下通路へと逃げ込んでいった
[メイン]
うずまき ナルト :
「ぜェ……ぜェ………マジかよ、アイツ……
……まだあんなに動けるのか……
全く、すげェ奴だってばよ……」
へへへ、と笑いながら、よろめきつつ立ち上がり。
[メイン]
うずまき ナルト :
「サンキューな……イバラギン!」
ニッ、と傷だらけの顔で笑う。
[メイン]
北上 :
「ほんと…ギリギリだったね
イバラギンが居なかったら、勝てなかったよ~」
[メイン] 北上 : 気の抜けたボロボロの笑顔を茨木に向ける
[メイン]
茨木童子 :
「…ケジメを、つけただけ…だ。それに、モロにもらい過ぎて、吾も…限界」
バタン、と倒れる
[メイン]
ブレイズ :
「っ、はぁあああ~~~……
イバラギンのおかげで、なんとか死ななくてすみそ~……」
[メイン]
うずまき ナルト :
「おっとっと!?」
肩を支え、倒れさせないようにしながら。
[メイン]
うずまき ナルト :
「……へへっ、オレもクタクタだってばよ……
なぁ!戦艦の姉ちゃん!帰ったらよ!
新メンバーも迎えたことだし!」
[メイン]
うずまき ナルト :
「温泉旅行にでも、行こうってばよ!」
にしし!と笑いながら。
[メイン] 北上 : 「おっ、いいねぇ…温泉旅行!」
[メイン]
ブレイズ :
「お~~、賛成!
あとその、私もちょっと限界っていうか~……」
[メイン]
ブレイズ :
ふらふらと倒れそうになる。
出血しまくってたので当然と言えば当然だった。
[メイン] うずまき ナルト : 「うおっととと!?炎の姉ちゃんも大丈夫か!?」
[メイン] 北上 : 「あたしもだいぶ限界…ってなわけで回収班の要請しよっかぁ…」
[メイン] 北上 : 砲塔を杖代わりにしながら、よろよろと立ち上がり
[メイン] うずまき ナルト : 「そーだな……!帰りくらいは、楽したいってばよ……!」
[メイン] うずまき ナルト : 賛成賛成!と手を挙げながらアピール。
[メイン]
ブレイズ :
そしてそのまま────ナルト、そして茨木に対して倒れ掛かる。
60度くらいのブレイズが。
[メイン] ブレイズ : 「賛成~~~!」
[メイン] うずまき ナルト : 「ぶへっ!?!?!」
[メイン] ブレイズ : 倒れ掛かりながら手だけ上げつつ。
[メイン] うずまき ナルト : 「─────あぢいいいいいいいいい!?!?!」
[メイン] うずまき ナルト : ナルトの悲鳴が、廃遊園地にこだまするのであった。
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン] うずまき ナルト :
[メイン]
うずまき ナルト :
ロイス取得
イバラギン ○親近感/不安
もう”独り”じゃねェ、オレが、オレ達が”仲間”だってばよ!
[メイン] system : [ うずまき ナルト ] ロイス : 2 → 3
[メイン]
ブレイズ :
ロイス取得
イバラギン 〇連帯感/脅威
────”過去”からようこそ、私たちの”MB支部”へ!
[メイン] system : [ ブレイズ ] ロイス : 2 → 3
[メイン]
北上 :
ロイス取得
イバラギン 〇連帯感/恐怖
あたしたち”家族”みたいなものだし、よろしくね~
[メイン] system : [ 北上 ] ロイス : 2 → 3
[メイン]
茨木童子 :
ロイス取得
北上 ○連帯感/隔意
相容れぬ性質もあるやもしれん、だが。お前とは共に許し合える間柄でありたいと 吾は思う
[メイン] system : [ 茨木童子 ] ロイス : 0 → 1
[メイン]
茨木童子 :
ロイス取得
ブレイズ ○連帯感/畏敬
未熟な身だがよろしく頼む、現代を生きる防人よ。
[メイン] system : [ 茨木童子 ] ロイス : 1 → 2
[メイン]
茨木童子 :
ロイス取得
うずまきナルト ○親近感/脅威
お前と、お前達と歩む事が、吾にとって最も素晴らしい道であると 吾は信じた
これから、よろしく頼む
[メイン] system : [ 茨木童子 ] ロイス : 2 → 3
[メイン] ブレイズ :
[メイン] ブレイズ :
[メイン] ブレイズ :
[メイン] ブレイズ : こうして遊園地で起きたレネゲイド事件は収束した。
[メイン] ブレイズ : 時が戻る────その力の真相と原理を突き止めるため、UGNは後々本格的な調査を行うことになるだろう。
[メイン]
ブレイズ :
しかし、それはそれ。
マイクロビキニ支部のメンバーには極度の戦闘を行ったことによる休暇が促された。
[メイン]
ブレイズ :
慰安、そして新人歓迎会と称して。
戦いで出来た無数の傷跡を癒すために選ばれたのが────
[メイン] ブレイズ : 「いやぁすっごいねー!なんて広さなの!」
[メイン] ブレイズ : 露天風呂である!
[メイン]
ブレイズ :
もくもくと白い湯気が立ち上るそこは、広いだけではなかった。
湯船に浸かれば素晴らしいほどの景色が一望できる。
[メイン] ブレイズ : 独特な風呂特有の硫黄の香りもするが、透き通るような花の香りもして、気分が悪くなる訳では無い。
[メイン]
ブレイズ :
そしてそのまま────飛び込むように風呂の中に。
バシャン!と水しぶきを立てて、潜り込む。
[メイン]
ブレイズ :
「っはァ〜〜!! いやー、いい湯だねー!
北上もイバラギンも、早く来なよ〜!」
[メイン] ブレイズ : ぱしゃっ、と水滴を垂らしながら、温泉で濡れた黒髪をかきあげながら。
[メイン]
ブレイズ :
ブレイズはアメリカ生まれアメリカ育ち。
温泉の作法が分かっているとは到底言えなかった。
[メイン] 茨木童子 : 「風呂場ではしゃぐと痛い目を見るぞ、色々とな」
[メイン] 北上 : 「もー、飛び込んじゃダメだよ~」
[メイン] 北上 : ブレイズの後からゆっくりと湯船に入る
[メイン] 北上 : 「あつつ…でも気持ちいいねぇ」
[メイン] 茨木童子 : 頭からお湯を被ってから、温泉に肩まで浸かる
[メイン] 茨木童子 : 「…むう、やはり。離れ難いな…温泉」
[メイン]
ブレイズ :
「ふふ、いいよね〜!
日本に来てから楽しいことは幾つかあるけど、温泉もその1つだね!」
[メイン] ブレイズ : ググっ、と伸びをしながらも。
[メイン] ブレイズ : 「うんうん、それにしても……なんだか新鮮だね、女の子だけで集まるってのはさ」
[メイン] ブレイズ : 「やっぱり、紅一点が私たちのチームに入ってくれたからかな?ふふっ」
[メイン] ブレイズ : 冗談めかしながらも、パシャパシャと飛沫を立てて泳ぎ回る。ルールがなってない。
[メイン] 北上 : 「確かにねぇ…いつもはブレイズと2人だったからね~」
[メイン] 茨木童子 : 「…汝とことん自由よな」
[メイン] 北上 : 「止めても無駄だとは思うけど~、お風呂の中で泳がなーい」
[メイン] 北上 : 実際止めるつもりもないようでのんびり浸かりながら形だけ注意する
[メイン]
ブレイズ :
北上の言葉にこくり。
ほむらちゃんもいたけど、あの子はこういう場に参加するようなタイプではない。
だからこそもう一人増えたのが、なんだか嬉しくなりながらも。
[メイン]
ブレイズ :
「あはは、北上はやっぱりよく分かってるじゃん!
そうそう!私は自由なんだよ!」
[メイン] ブレイズ : ニッ、と茨木に笑いながらも。
[メイン] 茨木童子 : 「米国の国風という奴か…長らく国を出た事など無いが」
[メイン] ブレイズ : 「あー、イバラギンちゃんは国からあんまり出たことがないんだっけ?……ははぁーん、道理で……」
[メイン] 茨木童子 : 「道理で?」
[メイン]
ブレイズ :
じろじろと茨木の体を見る。
日焼けした体と、ちょっぴり小さな体を見つめて。
[メイン] ブレイズ : ニヤリ。
[メイン] ブレイズ : 「うふふ、弄りがいがありそうだって思ったのよ!」
[メイン] ブレイズ : そして────イバラギンの体にハグしようと、猫のように飛びつく!
[メイン] ブレイズ : もっとも水の中なのでギリギリ逃げられはする。
[メイン] 茨木童子 : 「ぬおおおっ!? 刺さったらどうする!?」
[メイン]
茨木童子 :
慌てた様子で、頭部を逸らし。
抱きつきを回避しようとする
[メイン]
ブレイズ :
ついでに、ブレイズの何もつけていない胸がばるんばるん揺れる。アメリカサイズの胸はかなりでかい。
[メイン] ブレイズ : 「わっぷ」
[メイン]
ブレイズ :
華麗な手筋で避けられた。
ぱっしゃーーん!と音を鳴らして、温泉が辺り一面に水しぶきを立てながら。
[メイン]
北上 :
「あははは、いいねぇこういうのも」
2人が立てる水しぶきを浴びつつ笑う
[メイン] 茨木童子 : 「ぶわぁぁぁぁ!」
[メイン]
茨木童子 :
真正面から温泉の湯を食い
目鼻に水がかかり蒸せている
[メイン] ブレイズ : 「あぶぶぶ……」
[メイン] ブレイズ : ぷかー…と、ブレイズの体が浮きながらも。
[メイン]
ブレイズ :
それと入れ替わるように、この温泉のスタッフがお酒とおちょこを桶に乗せて来ていた。
もっとも今の水しぶきを食らったため。
[メイン] ブレイズ : 桶は2人の方に流されたが、ブレイズは端の方でスタッフに叱られていた。ネコミミをぺしゃっと下げながら。
[メイン] 茨木童子 : 「うむ、見事に痛い目を見たな…」
[メイン] 北上 : 「ほーら怒られた~。ま、それはそれとして…」
[メイン] 茨木童子 : 「うむ、都合よく酒も来た。景色を肴にするも良かろう!」
[メイン]
北上 :
桶を掴んで引き寄せる
そこからお酒とお猪口を取り出すと…
[メイン] 北上 : 「ん? イバラギンはまだダメでしょ~。ここは流石に譲れませーん」
[メイン] 茨木童子 : 「んんっ!? いや、何故だ!?」
[メイン]
北上 :
「え? だってイバラギンまだ子供じゃないの?」
茨木の身体を見ながら
[メイン] 北上 : 最近の子はませてお酒を飲もうとするのも多いからねぇ、と面倒そうに言いつつ
[メイン] 茨木童子 : 「…吾は小柄なだけだ、それに。少なくとも戦時生まれのお前よりは長く生きているぞ」
[メイン] 茨木童子 : とはいえ、当時から酒は飲んでいたが……鬼と人の年齢など比較するもアホらしくもあるのだ
[メイン] 北上 : 「……え? 伝承を元にしたRBじゃないんだっけ? ブレイズがそんなことを言ってたような…」
[メイン] 北上 : 「ってことは…あたしより…先輩……!?」
[メイン] 茨木童子 : 「ん、まあ……人生の、では無いか。年長にはなるやもしれん」
[メイン] 茨木童子 : 「…しかし、RBか。そんな形で生きてきた者がいたとはな」
[メイン] 北上 : 「……その口ぶりだと、本当に違うみたいだねぇ」
[メイン] : 「─────へへへーん!でもイバラギンは、オレの後輩だもんなァ!!」
[メイン] : ─────露天風呂の、カポーンという音と共に響く、ヤンチャな男の子の声。
[メイン]
ブレイズ :
しょんぼりとした顔で湯舟に戻ろうとする。
こってりと絞られたので気落ちしていたのだが。
[メイン] ブレイズ : 「……あれ?この声って────?」
[メイン] ブレイズ : 「ナルト?」
[メイン]
ブレイズ :
そう、MB支部メンバーでここに来たのだから、仲間外れがいるわけではない。
お風呂のルール上、男と女で別れているため、もう一つの方にナルトがいるのだが。
[メイン] : その声が聞こえた方を向くと、そこには……。
[メイン] うずまき ナルト : 男女の湯を分ける、高い柵の上に、ひょっこりと顔を出す、1人の金髪の少年。
[メイン] うずまき ナルト : にしししっ!!と、完全に調子に乗っている、悪戯な笑みを浮かべながら。
[メイン]
うずまき ナルト :
「だーっはっはっは!!うずまきナルト!参戦だってばよ!!
いいもん見ーっちった!見ーーっちた!!」
楽しそうに、柵に乗っかり、足をバタバタさせている。
[メイン] 茨木童子 : 「…なーにやっとるんだアイツは」
[メイン] うずまき ナルト : まるで"家族"にじゃれついているかのように、悪ガキさ全開なナルト。
[メイン] 北上 : 「あー! こらナルト~!危ないから降りなさーい!」
[メイン] ブレイズ : 「…………な、ナルトぉッ……!?!??!」
[メイン]
ブレイズ :
思わず顔を真っ赤にして、湯舟に体全体を漬からせる。
ぶくぶくぶく……と泡を生み出しながら。
[メイン]
うずまき ナルト :
「へへへへ~~ん!今のオレは最強だってばよ!!」
さらに足をバタバタバタ!とさせながら、調子のエンジンにさらに火を噴く。
[メイン] ブレイズ : 「そっ、そうだよナルト!早く帰りなさい!」
[メイン] 茨木童子 : 「風呂場ではしゃぐな、とブレイズもさっき怒られておったなぁ」
[メイン]
うずまき ナルト :
「何年生きてきたとか知らねーけど!
でもでも!!ここでは!オレが先輩になったってばよ!
そこんところ、よろしくゥ!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
どうやら、始めて後輩ができたという事実が、ナルトを興奮させているようで
人生初の経験に、ヤンチャな子供魂に火が点いているといった様子だ。
[メイン]
ブレイズ :
……ああもう!なんか、普段なら恥ずかしいとは思わないのに……!
…………前の任務の時、抱えられて連れて行かれたから……っ!
なんか、意識しちゃうじゃない!……ああいうのって、お姫様抱っことか……そういう……!
[メイン] 北上 : 「もー、うちの支部はガキばかりかぁ~?」
[メイン] うずまき ナルト : 「─────どわァァアアアアアアアッッ!?!?」
[メイン] うずまき ナルト : 3人にグッジョブサインを向けようとした瞬間、手が滑り……そのまま、落下する。
[メイン] 茨木童子 : 「………」
[メイン] うずまき ナルト : 鈍い音が、温泉内に響き渡る。なんと哀れ。因果応報。
[メイン] 茨木童子 : 「やはりうつけか、風呂場の天罰は今日も絶好調よな」
[メイン] ブレイズ : 「……なぁっ!?ちょっ、大丈夫なの!?」
[メイン]
ブレイズ :
ゴーン!という小気味いい音は、普通に痛そうだった。
ナルトの身長の2,3倍ある塀だから余計に。
[メイン] 北上 : 「……やれやれ、やっぱりこうなったかぁ」
[メイン]
北上 :
これだから子供は~、とぼやいてはいるが
そんなアクシデントにも何だか楽しげな表情で
[メイン] ブレイズ : 「……あっ、もう……!北上の言う通りになっちゃったじゃん……!」
[メイン] ブレイズ : 支部長様には全くかなわない、と思いつつも。
[メイン] ブレイズ : 「はぁ~……心配だし、様子見てくるよ」
[メイン] ブレイズ : ブレイズの長髪を絞り、ぽたぽたと水分を落としながら。
[メイン]
ブレイズ :
跳躍ッ。
猫のように軽々と高くそびえる塀を乗り越えていった。
[メイン] ブレイズ :
[メイン] ブレイズ : 「はぁあ~、しっかし色々慌ただしくなっちゃったね~」
[メイン] ブレイズ : ぐぐっと体を伸ばしながらも、そのブレイズの顔には笑みが。
[メイン]
ブレイズ :
「……ま、こういうのも悪くはないかな。
本部じゃ味わえないことだしね」
[メイン] ブレイズ : 遠い目で、何かを思い出すように。ぼぉっと夕焼けを目にしたが。
[メイン]
ブレイズ :
「……っとと!いけないいけない、忘れるとこだった……
ナルトー?おーい?生きてるかー?」
[メイン] ブレイズ : と、辺りを見回してみれば。
[メイン]
うずまき ナルト :
─────そこには、引っくり返って、白目を剥きながら、ピクピクしてるナルトがいた。
頭から落っこちて、口から泡を吹いている。(ギャグ描写)
[メイン]
ブレイズ :
「ちょっ、おぉお~い!?これ大丈夫だよね!?
《リザレクト》してる!?」
[メイン] ブレイズ : 慌てて駆け寄り、ナルトの肩を持ってぶんぶんと上下に揺らす。
[メイン] うずまき ナルト : 「あばばばばばばばばばばばばば!!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
ブレイズは、本部エージェントである。その腕力も
並みのオーヴァードと比べると、強大であり。
ナルトの脳はこの瞬間、限界までシェイクされまくる。
[メイン]
うずまき ナルト :
「おおおおおおおおお起きてる!!起きてるってばよおおおお!!!」
スタミナ無限男も、これには敵わず根を上げ、意識が覚醒し
シェイクシェイクを止めるように懇願する。
[メイン]
ブレイズ :
そして────その目の前にはブレイズのたわわな胸が、圧倒的な腕力によって揺らされていた。普段マイクロビキニで隠されていた部分がぶるんぶるんと。
アメリカ的ビッグサイズだった。
[メイン] ブレイズ : 「お!」
[メイン] ブレイズ : 「あはは、やるじゃない!男の子ってだけあるね!」
[メイン] ブレイズ : ぱしぱし!と背中を叩く。オーヴァードの腕力で。
[メイン]
うずまき ナルト :
「へ……へへ、ったりめぇ……ってばよ……!!」
口角をピクピクと動かしながら、なんとか笑みを作り
グッジョブサインを見せ。
[メイン] うずまき ナルト : 「ぐはあっ!?!?!?」
[メイン] うずまき ナルト : 目が飛び出そうになる。
[メイン]
うずまき ナルト :
「い、いでぇってばよ!?!?
……くぅぅぅ~~!!オレは炎の姉ちゃんの弟子だからなァ!
こんくれェ大したことは無ェけど!でもでも!
他の奴にやったら死んじまうってばよ!!!!!」
[メイン] うずまき ナルト : がああ!と起き上がり、ブレイズに詰め寄りながら、熱弁をし。
[メイン] うずまき ナルト : 「…………あ?……」
[メイン] うずまき ナルト : 一瞬、思考が止まる。
[メイン]
うずまき ナルト :
「………???……ここって、ん?男湯、だよな?」
目をぱちぱちとさせながら。
[メイン] ブレイズ : 「?」
[メイン]
ブレイズ :
「そりゃ、そうだよ?
ナルトがぶっ倒れたんだから、見に行くならしょうがないじゃない」
[メイン] うずまき ナルト : 「………!?!?!?」
[メイン] うずまき ナルト : 「い、いやいや!でも、えっ!?そ、その格好は………!?」
[メイン] うずまき ナルト : 冷や汗を垂らしながら、碧眼は徐に、下へ、下へと移動し……。
[メイン] うずまき ナルト : ブレイズの顔、首、鎖骨、そして……豊満な、それ。
[メイン] うずまき ナルト : 「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッ!?!?」
[メイン]
うずまき ナルト :
間近で見るのは、初めてであった。
ナルトにとって、此度は初めてのことばかりであった。
まるで茹蛸のように、顔をみるみる真っ赤に染め上げ。
[メイン] うずまき ナルト : 「ぶはぁッッ!!!」
[メイン] うずまき ナルト : 鼻血を吹き出し、そのまま後方へと吹っ飛ぶのであった。
[メイン] ブレイズ : 「あッ、ナルト~~~~~~~!?!??!」
[メイン]
ブレイズ :
前回の戦闘と似たような恰好────もっとも、今は他人の血を浴びて。
[メイン] ブレイズ : ブレイズの声が、銭湯に木霊するのであった。
[メイン] ブレイズ :
[メイン] 北上 : 「……アハハハ、こんな騒がしい支部でごめんねぇ」
[メイン] 北上 : そう笑いながら、茨木童子のお猪口にお酒を注ぐ
[メイン] 茨木童子 : 「この程度騒がしい方が、吾にとっては馴染んだ物よ……しかし、お前も苦労が多くなりそうだな」
[メイン] 茨木童子 : 礼を言うと、一気に酒を喉に流し込む
[メイン]
北上 :
「それなら良かったぁ
ま、こういう苦労ならいくらあっても問題ないんだけどね」
[メイン] 北上 : 同じく一気に酒を飲み、少し頬を紅潮させて
[メイン] 茨木童子 : 「難儀よな……汝も」
[メイン]
茨木童子 :
……こうして、騒がしき中にあれば。
浮かぶ風景は、大江山の巣窟の様子
[メイン] 茨木童子 : 今や遠く、跡形もなき鬼の居所
[メイン] 茨木童子 : 新たに見つけたこの場を、同じ目には合わせたくはない。 なら、吾は…
[メイン] 茨木童子 : 「…何が、できるだろうな。飢える事しか知らぬ。吾には」
[メイン] 北上 : 「……それだけじゃない。イバラギンは強いよ。みんなを守れる、その強さを持ってる」
[メイン] 北上 : 「だからさ、一緒に守ろうぜ~。この日常ってやつを」
[メイン] 茨木童子 : 「…うむ!」
[メイン]
北上 :
「その意気や良し! なんてね」
お猪口にまたお酒を注ぎつつ
[メイン] 北上 : 「さてさて、こうしてイバラギンも正式に支部メンバーになったことだし。支部の名前もちゃんと考えないとねぇ」
[メイン]
北上 :
「ん~~…」
伸びをしつつ、景色を眺めて
[メイン]
北上 :
「良い景色だねぇ…本当に」
見つめる先には、赤い夕陽が地平に沈もうとする姿が
それは消えそうでも、消えることなくまた昇る希望のようで
[メイン] 北上 : 「………夕焼け……残照…」
[メイン]
北上 :
「残照支部、とかかなぁ…?」
首をこてんと茨木童子の方に向け、どんな感じかと聞いてみる
[メイン] 茨木童子 : 「ふむ……悪くない」
[メイン] 茨木童子 : 「忌々しくも、あの太陽だけは。かつてより変わらぬ物だった……吾にとっても、印象深い物だ」
[メイン] 北上 : 「なるほどねぇ…鬼にとっても、色んな思いがあるんだね」
[メイン]
北上 :
「でもね~、残照だけだと何か物足りない感じもするんだよね」
「何かいい案ないかなぁ、イバラギン~」
[メイン] 茨木童子 : 「………線、とつけるのはどうだ? 吾らの格好を指す言葉としてはわかりやすい」
[メイン] 北上 : 「なるほどね。いいじゃん~残照線かぁ」
[メイン] 茨木童子 : 「…ナルトとブレイズにも、話を聞くべきだが……どうなっているだろうな、向こうは」
[メイン] 北上 : 酔って来たのか、茨木童子のに抱き着こうとしたりして
[メイン]
北上 :
「あ、そういえばそうだ。2人にも聞かないとね」
と我に返る
[メイン] ブレイズ : そんなさなか────バシャン!
[メイン] ブレイズ : 二人に水しぶきが3度目掛かったかと思えば。
[メイン] ブレイズ : 「ん?なになに?何の話?」
[メイン] 北上 : 「うぼあっ!?」
[メイン]
ブレイズ :
そこにはブレイズが、ナルトを抱えていた。
もっとも目は手で隠されており、落とさないように抱き着いた状態のまま。
[メイン] 茨木童子 : 「…連れ込みか」
[メイン] 北上 : 反射神経が鈍っていたためもろに水しぶきを食らう
[メイン] ブレイズ : 「アハハハ……いや、今度こそはちゃんと着地しようと思ってさ~」
[メイン] うずまき ナルト : 「うわああああああああああああああッッ!!?」
[メイン] ブレイズ : ごめんごめん!と謝りつつも。
[メイン]
うずまき ナルト :
目隠し状態で、平衡感覚も、肌身に触れる空気と
周りの音、そして匂いしか頼りになるものがなく。
[メイン] ブレイズ : ブレイズが抱えているため、手や腹はもちろんナルトの背中とぴっちりと当たりつつ。
[メイン] ブレイズ : ナルトにも柔らかな感覚が、伝わってくるだろう。
[メイン]
うずまき ナルト :
「ほ、炎の姉ちゃん!!!今ここどこだってばよ!?
………っ!?!?こ、この感触!?」
[メイン] うずまき ナルト : 顔をほんのり朱に染めながら。
[メイン] ブレイズ : 「連れ込んじゃったけどいいよね、北上、イバラギン~?」
[メイン] ブレイズ : ニッ、と笑いつつも。
[メイン] 北上 : 「まー…いっか!あはは!」
[メイン] 茨木童子 : 「決まりは守るべきだとは思うが…ま、それを砕くのも良かろう」
[メイン]
うずまき ナルト :
「……!?せ、戦艦の姉ちゃんに、イバラギン!?」
近くで聞こえた声に、ドキリ!とする。
先程、生で見てしまった女性の肉体に、ナルトの冷静さは若干壊れかけ。
[メイン] 北上 : 「ようこそ女湯へ~、ナルト少年」
[メイン] うずまき ナルト : 「~~~~~~~~~~~~~~~ッ!?!?」
[メイン]
うずまき ナルト :
「く、くぐぐぐぐぐぐっ……!!!」
なんとも言えぬ恥ずかしさと、悔しさで声を漏らしながら。
肩まで、湯に浸かっていく。
[メイン]
うずまき ナルト :
「……あとでなんかの形で、イタズラし返してやるから!
覚えていろってばよ!!」
目隠し状態で、腕を組みながら。
何がどう負けた状態なのかさっぱりだが、本人にとっては逼迫した状況のようで。
[メイン]
北上 :
「できるものならね~」
「あ、そうそう。支部名どうしよっかって話をしてたんだよ~
残照線支部、なんて……どうかな?」
[メイン]
うずまき ナルト :
ぴくりと、そのワードに反応し、背筋を伸ばし
声の聞こえた方、北上の方へと向き。
[メイン]
うずまき ナルト :
「残照線支部……………」
繰り返すように、呟き。
[メイン]
ブレイズ :
「あははは、子どもはからかい甲斐があるね!
……ふんふん?……残照線支部……
あ、もしかしてこれ、二人で考えたの?!」
[メイン] ブレイズ : 驚くように目を大きくして、二人へと向ける。
[メイン] うずまき ナルト : 「……残った、照かりの……最前線」
[メイン]
うずまき ナルト :
ブレイズの揶揄いにムキになり、ぐぬぬぬ!!と
唸り声だけをブレイズに向けながら。
[メイン]
うずまき ナルト :
「………へへ、いいなそれ!戦艦の姉ちゃん!
オレの……いや、オレ達の"家"の……名前!!」
[メイン] うずまき ナルト : 心が温かくなったのか、自然な笑みも生まれ、小さく拳をきゅっと握り。
[メイン]
北上 :
「でしょでしょ~?」
あたしたち二人で考えたんだ~と茨木童子と肩を組み
[メイン] 茨木童子 : 若干照れくさそうに頬を掻きつつ頷く
[メイン]
うずまき ナルト :
「!……へぇ~!戦艦の姉ちゃんも、イバラギンも!
めっちゃ良いセンスしてるってばよ!」
[メイン] うずまき ナルト : へへへ!と笑いながら。
[メイン] ブレイズ : 「!!! うん!気に入った!私もそれに賛成ー!!」
[メイン]
うずまき ナルト :
チャプりと、露天風呂を囲む石へと、背を預けようとするも。
ふに、とブレイズに寄り掛かってしまう。
[メイン] ブレイズ : 「何よりも、二人のアイデアが超いいから欲しくなっちゃったしね!」
[メイン] ブレイズ : 「てか、それにしても────ひゃうっ!?」
[メイン] うずまき ナルト : 「………へ?」
[メイン] ブレイズ : びくッと、猫のような声を上げながら。
[メイン] うずまき ナルト : この感触……ま、まさかッ!?
[メイン] 茨木童子 : 「……二人とも」
[メイン]
うずまき ナルト :
「うぶッ!」
また鼻血が出そうになり、鼻を抑えながら。
[メイン] 茨木童子 : 「そういうのは家でやれ」
[メイン] 北上 : 「そうだぞー、ここは公共の場なんらから~」
[メイン]
ブレイズ :
「い、家でっ……!?とっ、というか誤解!
私そういうつもりじゃないんだけど~!?」
[メイン] 北上 : ヒックとしゃっくりをし
[メイン]
うずまき ナルト :
「だあああああああーーーーー!!!
オ、オレも!!そんなつもりはねぇってばよ!!!」
[メイン] ブレイズ : ……あ、北上めっちゃ酔ってる……!?
[メイン] うずまき ナルト : あわあわとしながら弁明。
[メイン] 茨木童子 : クピクピと飲み干すと
[メイン]
北上 :
「……そういえば~、ブレイズは呑まないの~?」
ふらふら震える手でお猪口を渡そうとする
[メイン]
うずまき ナルト :
「…………!?」
北上の発言に、頭の上に「!?」が浮かぶ。
[メイン]
うずまき ナルト :
そして蘇る……自身の歓迎会の時の記憶。
だらだらだら、滝のような汗が流れ始め。
[メイン] うずまき ナルト : 「……せ、戦艦の姉ちゃん……!?し、正気か……!?」
[メイン] ブレイズ : 「おっ!」
[メイン]
北上 :
「へ?何が~?」
もちろん正気ではない
[メイン] ブレイズ : 「北上、わかってる~!ふふ、それでこそ支部長様って感じだよ!」
[メイン] うずまき ナルト : 「え゛っ!?」
[メイン] ブレイズ : もちろん酔った時のことを覚えていないので。
[メイン] 北上 : 「せっかくお酒があるんだし、みんなで呑も~」
[メイン] ブレイズ : ふらふらしてる手から、お猪口を受け取り。
[メイン] ブレイズ : グビッ!
[メイン] うずまき ナルト : 「!?」
[メイン] 茨木童子 : 「……ふーむ、何か嫌な予感がする」
[メイン] うずまき ナルト : 目隠し状態のために、止めようにも止められず。
[メイン] ブレイズ : 「……………………………」
[メイン] ブレイズ : ポチャン。
[メイン] うずまき ナルト : 音の聞こえる方、北上とブレイズの方を相互に、激しく見やりながら。
[メイン] うずまき ナルト : 「………!?」
[メイン] うずまき ナルト : 「……イ、イバラギン!これは……先輩のアドバイスだってばよ」
[メイン] うずまき ナルト : 「……………すぐに逃げろォォオオ~~~~~!!!」
[メイン]
ブレイズ :
温泉には、血流を良くする効果がある。
熱い温泉の湯に体の血の流れが良くなり、体の隅々まで届く。
つまり────。
[メイン] ブレイズ : 「……………今日は」
[メイン] ブレイズ : 「パーティだぁ~~~~~~~!!!!!」
[メイン] ブレイズ : ボッ!!!!!!
[メイン]
うずまき ナルト :
《軽功》!
目隠し状態のために、逃げ場など分からないが
湯水に足を取られ、身動きも本調子ではないものの、抜け出そうと。
[メイン] ブレイズ : ブレイズの体、というか辺り一帯。
[メイン]
ブレイズ :
そこら辺がもうなんか、めっちゃ熱くなる。
温泉の温度計に100度とか書いてる。
[メイン] うずまき ナルト : 間に合わなかった。
[メイン] うずまき ナルト : 「ぎゃあああああああああああああああああああああ!?!?!?」
[メイン]
ブレイズ :
否、ブレイズが離そうとしなかった。
さらに加えて、他二人も巻き込もうとする。
[メイン] 茨木童子 : 「にゃんとぉ!?」
[メイン] 北上 : 「あっちちちちち!?」
[メイン] うずまき ナルト : があああああああ?!?!めっちゃ強い力で掴まれてるってばよおおおおおお!?!?!
[メイン] 北上 : あまりの高温に酔いが一瞬で吹き飛び、我に返る
[メイン] 茨木童子 : 「湯はいいが、ブレイズ自体が熱い!!」
[メイン] 北上 : 「うおおおおあああああ!? ストーーーップブレイズ!」
[メイン] ブレイズ : 「うぅぅう~~~~~~ん」
[メイン] ブレイズ : 「残照線支部、さいこ~~~!!!!」
[メイン] ブレイズ : 二人の言葉にも止まらない、暴走しているブレイズだった。
[メイン] ブレイズ :
[メイン] ブレイズ : ちなみに。
[メイン] ブレイズ : ブレイズはこの後残照線支部の3人、さらに温泉を経営しているUGNスタッフからこっぴどく叱られ、今後酒を飲むことを謹慎とされていた。
[メイン] ブレイズ : 茨木の言う通り、天罰は下るものだった。
[メイン] ブレイズ :
[メイン] ブレイズ :
[メイン] ブレイズ :